ゆらのロサンゼルスばたばたライフ

サンフランシスコからロサンゼルスへお引っ越し。2人の子育て奮闘中。

夏の旅行〜グレートベースン国立公園②

こんにちは、ゆらです。

前回のグレートベースン国立公園の続きです。前回は我ながら気になる展開で終えました。イコール今回は前置きなしの始まりなので、よろしければこちらから前回はご覧ください。

そうなんです、Lehman Cavesは控えめに言っても最高だったんです!
もう2年以上前、カールズバッド洞窟群国立公園に行ったので、正直私たちはあれ以上の鍾乳洞は見れないだろうと甘く見ていました。
まぁ、終わってみて、洞窟vs洞窟としてはやっぱりカールズバッドに軍配が上がりますが、ここは何がすごいって…

狭さ。

事前に体型の注意事項はなかったんです。差別とかあるから無理なのかな、と思いますが、正直お腹でてて物理的に通れないだろ!みたいな狭いところが何ヶ所もありました。国立公園でお腹がつかえるほど出てる人はなかなか見かけませんが、背もぶつかりそうな低いところがあり、165センチの私も屈まないといけない。ということで!閉所恐怖症の人とか全力で避けた方がいいですね!

カールズバッドは入り口からスイッチバックでひたすら下に降り続けますが、このLehman CavesはVisitor Centerと同じ高さから入ります。鉄の扉を開けると長い廊下になっており、その先にもう一枚の同じ扉。レンジャーが念を押します。ここから先、絶対に何も手を触れないでください、と。湿度もコントロールしているみたいです。

我々が参加したツアーは最長90分のGrand Palaceといいます。大人は$15、子供は$8です。2022年8月現在。
5歳以上が参加でき、20人限定です。
また1年中10度とかなり肌寒いのでしっかり防寒した方がいいです。着込むと狭いところにぶつかるので程々に着込んでくださいね(笑)
最初から最後まで半袖半ズボンの白人男性がいて、最後の方心配になった。
新学期が始まっている地域の多いタイミングでしたので、子供はうちの子たちだけだったので、最年少の娘はレンジャー貸切状態。ピッタリ寄り添うように90分過ごしました。
懐中電灯は持ってきている人はほぼおらず、一応必要なのか確認すると、中は照明があるから平気と言われました。確かにカールズバッドと違い、非常に狭いので、懐中電灯で奥や天井高く照らさなくても十分楽しめました。娘はなぜかビビって(恐らく生息している虫に)レンジャーがマイ懐中電灯を貸してくれました。
90分といっても、ずっと歩いているわけではなく、ポイントごとに移動して説明を聞きます。立ちっぱなしではありますが、素晴らしき世界を見ながら有意義な話も聞けて、あっという間に過ぎました!
カールズバッドのレンジャーツアーと同様、ある程度の英語力は必須ですが、そんな難しい話でもありませんでした。

中の様子をご覧ください。

狭い。
はぁぁぁぁ。ため息しか出ない。なんて美しいんだろう。

上からと下から出会ったね。

大地の下に、しかも遥か下ではなく、ほんの少し下なだけ。そこにこんな地底空間が広がっているなんて、誰が想像できますか。
カールズバッドの時と同じ感想だけど、2つと同じ形のない、自然が作り出した世界。しかも我々の住む地上の世界とは相反する、光のない闇の中の芸術。
私の言葉では伝わり切らないと思います。それくらい美しいのです。あの世界の匂いを感じ(コウモリのフンの匂いはここはなしです)、張り詰めた空気を体感し、うまく言えないけど震えるほど感動します。あんなに儚いはずなのに、恐怖を覚えるほどの大きさとその形にはただただ感嘆のため息しか出ません。

カールズバッドでも似たの見たけど、同じじゃないんですよね。

水が滴って緑になっているのも、色のない世界において何だか異質な、スペシャルな感じがします。

レンジャーの号令でライトが消され、漆黒の闇に全員で包まれます。風の音も何もない。ただ無の空間。人生で2回目の体験でしたが、やはり胸がざわつく感覚に襲われます。
Lehmanさん、よく入っていったな…と。そもそも洞窟発見して中に入っていった人って相当な物好きじゃないかな。

エイリアンが生まれそう。

娘はレンジャーにずっとくっついていて、最終的期私たちと離れてもレンジャーと一緒にいました。多分あそこで何かあったとしても、ママは守ってくれるかわからないけどレンジャーはきっと助けてくれるって本能だったのかしら。

ちょっと気持ち悪いというか、背筋がぞわっとしたのはココ。

低い天井にイニシャルや名前がびっしり。

Lehman Cavesが発見され、保護される前、観光地となっていた時。蝋燭の灯りでここまで来た当時の方々。片道2〜3時間かけて辿り着き、自分の名前を蝋燭で残したそう。

なんか…怖いんですけど。ホテルのオバケ疑惑よりよっぽど怖いんですけど。


真ん中にツアー参加者が歩いているのが見えますか?この狭さ!ものすっごい気軽に触れる。多分悪気なくも、わざとも触る人絶対いると思います。
悲しいですが、そういうことをする人は確かにいる。あんなにレンジャーからお願いされているのに。

レンジャーからのクイズ。
1インチ成長するのに、どれくらいの時間がかかると思いますか?

正解は100年です。
確かにカールズバッドで指の先くらいしかない、小さな氷柱みたいなのをレンジャーが8〜90年っていっていたな〜と思い出しました。
1インチ100年!と思いながら周りを見ると、時が無限に思えます。

ホントーーーに良かったです!素晴らしい時間でした!
私が鍾乳洞好きなのもありますが、期待以上の最高体験ができました。Mammoth Cave国立公園行ってみたいなー。カリフォルニアからは気軽に行けない距離ですが。

キリがいいので、続きのトレイルについては次回に書きたいと思います。

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