ゆらのロサンゼルスばたばたライフ

サンフランシスコからロサンゼルスへお引っ越し。2人の子育て奮闘中。

夏の旅行〜グレートベースン国立公園①

こんにちは、ゆらです。

夏休みの旅行、前回の続きです。よろしければ前回はのラスベガスについてはこちらからどうぞ。

Wicked Spoonでたらふく食べた後は、約4時間かけてElyという街まで行きます。

ただひたすら北上するのですが、行き先に大きな街があるわけでもないので、とても静かな交通量のない道でした。


ラジオは入りませんし、圏外になることが多かったです。
今回の目的地はGreat Basin国立公園です。
我が家、29ヶ所目の国立公園…近場で行けるところは、もうないんです。車で行けるのは1週間くらい休みがないと厳しいく、2〜3泊で行ける残されていたマイナーな国立公園が、Great Basin国立公園でした。

位置はほぼユタ州との州境です。ラスベガスからは5時間かかります。この国立公園はキングス・セコイアより厳しい気象条件で、おそらく不安なく行けるのは6月終わり(初旬は危険)から10月。アメリカの夏が始まる5月末のメモリアルデーですら、雪で道が通れなくなる年がほとんどで、避けた方が良いと思います。個人的に行ってきたから思うのは、ここは道が封鎖されたら行く意味半減なので、無理に雪が降る時に行かないほうがいいですね〜
標高が高く高山病になる人もいるような、割とハードな国立公園です。

見どころは何と言っても素晴らしいCave=洞窟です。こちらの鍾乳洞はレンジャーのツアーに参加しないと入れませんので、いくことが決まったらすぐツアーのチケットを買う方が良いと思います。

ツアーは4種類あり、2022年現在、3つは開催されていました。時期と曜日によると思いますが、こちらの国立公園は年間入場者数の少ない場所ですので、当日予約することも可能なツアーもあると感じました。ですが、我々の参加した90分という最長のものはオンラインで事前に売り切れていたので、是非行くことが決まったら早めに確保することをオススメします。

グレートベースン国立公園の最寄の町はBakerという小さな町です。残念ながら小さなモーテルとRVパークしかなかったので、我々は1時間かかるElyに宿を見つけました。Bakerに比べて規模は大きいですが、本当に小さい町です。多分大きなグロッサリーストアは1ヶ所しか見つけられず…でもマックがあったから割と人口は多いはず。

今夜のお宿はHotel Nevada and Gambling Hall


前夜のコスモポリタンからの温度差。
何と93年前、1929年創立の6階建、当時ネバダ州で一番背の高い建物だったそうです。

ものすごくオバケ出そうなので、泊まるか迷いましたよ。Google、Trip Adviser、Yelpのレビューをじっくり読み、2人だけ何か感じた方が。Nevada Ghost Hotelとかググってしまうほど調べましたが、ほぼ誰も感じていなかったので、別に霊感とかない我々はここに決めました!
結論。オバケいなかった!と思う。
そもそもこの古いホテルの問題点は古さからくる、狭さです。とにかく狭いことがレビューを読み漁りわかりました。シャワーもお湯と水が交互に出たりして大変そう。
我々はFamily Suiteという広い部屋をとったので、むしろ広い、シャワーの温度も水圧も全然オッケー。

キングベッド1つと
クイーンのバンクが1つ
私の知る最高の組み合わせ。
朝ごはんは無料で、1階にあるデニーズで食べられます(2人分のみ)ペットも可です。何より安かった!2泊で$220しかしなかったんですよーオバケ出なかったし、最高だったな。
ネバダのイメージそのまま、1階は寂れたスロットマシーンが並び、常に超タバコ臭い。朝からスロット回してる人がいます。

多くの著名人が宿泊されたそうです。部屋のドアに

お隣は第36代大統領、リンドン・B・ジョンソン氏が泊まったお部屋。
我々の部屋は何もサインはありませんでした。ロビーには泊まった俳優・女優さんなどの写真がありましたが、いかんせん白黒時代なので誰もわかりません。

そもそもこの小さな町になぜ大統領来たりしてるんだろう?と調べてみると、ここは昔もっと栄えていたそうです。
東西を結ぶ電車の駅がありました。

ネバダ州もカリフォルニアに金鉱があったように、いくつかの銀鉱があったので、電車が走っていたんですねー多分主要な町だったのかな、と思いました。
西に行くとリノやサクラメントがあります。

先ほどの駅は今はミュージアムになっているのと、実際電車に乗れるようです。実際走るのかなどは分かりませんが、多分動きそうに見えました。



信じられないほど満腹だったので、この日は夕飯は食べずに部屋で少し飲んでから寝ました。
Elyにレストランはいくつかありましたが、あまりグッとこなかったので、翌日も夕飯は部屋で食べることに決めました。

次の日は快晴。我々が行った前の週やその後数日は雷雨予報になっていたのでラッキーです。
1時間Hwy50を走って向かいます。
このHwy50はthe most loneliest roadと呼ばれているそう。本当…洒落にならないほど寂しい道でした。この先に国立公園があるとは思えないほど誰もいないんです。
グレートベースン国立公園には2つのビジターセンターがあります。まだ国立公園に入っていない、Bakerの町に1ヶ所、中のCaveの近くに1ヶ所です。
Caveのツアーの時間が12時と微妙だったので、Bakerの方のビジターセンターに立ち寄り、ものすごくゆっくり展示を見ました。

こうやって地形を見ると、シエラネバダ山脈の過酷さを改めて思い知ります。

子供達はジュニアレンジャーブックをもらい、そこで真剣に取り組む。10歳の息子は仕上げるページがどこの国立公園も多く、大変。ジュニアレンジャーは一応13歳までなので、あとどれだけ参加できるかな。


のーんびり写真撮ったのに、車は一台も通りませんでした。信じられないほどガラガラ。
入場料はかかりません。こうやってたまに無料のところがあるんですが、有料との違いは何なんだろう…?

Lehman Cavesビジターセンターに到着しました。

Lehmanさんがたまたま発見したCaveなんですって!そもそもこのCaveを保護することが目的で国立公園になったようなものなので、面積として小さめです。しかも今年、2022年は発見から100年という記念すべき年。

ビジターセンターの中はCaveにまつわる展示があり、写真にはとても撮れない、死ぬほど気持ちわるいゲジゲジ系の虫の写真がありました。子供達とテンションだだ下がり。あんなんで出てたら死ぬわー。Gも嫌だけど、私は足がいっぱいある系が世の中で多分一番嫌なので。思わずレンジャーに聞いてみると、自分達も一度も見たことないから大丈夫!と。

Caveの入口はこんな感じの分厚い扉。

ここには絶対守るべき生態系があるそうで、絶対中の壁も触らないようにキツく言われました。手の油で鍾乳洞全体に影響が出てしまうそうです。またそこに住むコウモリに病気がうつると大変なので、Lehman Cavesに行く前に他の洞窟に行かなかったかを確認されます。
持っていけるものもかなり制限されています。

基本、上着と懐中電灯、片手で支えられるカメラのみ(スマホ)。飲食は一切禁止。バッグも禁止。

我々はカールズバッド洞窟群国立公園に行ったことがあるので、正直あまり期待していませんでしたが…

最高だったよ。

どう最高だったかは、また次回に書きます。

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