ゆらのロサンゼルスばたばたライフ

サンフランシスコからロサンゼルスへお引っ越し。2人の子育て奮闘中。

2021年末ロードトリップ⑧〜ビッグベンド国立公園⑸

こんにちは、ゆらです。

ご無沙汰でしたが、ロードトリップの続き。前回はこちらからどうぞ。

ビッグベンド国立公園で過ごす最後の日。前日大した距離を歩いてないので、この日は歩く!と決めていました。

8:30過ぎに到着したトレイルは、Chisos Monutainエリアにある、Lost Mine Trailです。

人気がかなり高いトレイルのため、駐車場は争奪戦。しかもトイレなし!トレイルヘッドにトイレがないのは厳しい。
4.8mile (約7.7km)3時間弱、ビッグベンド国立公園にて我々が挑戦する最長距離です。高低差も345メートルほどあるので、まぁまぁ疲れます。歩き切った身から言わせてもらうと、何故朝に人気があるのかが分からないトレイルでした。午後だとダメなんだろうか?というのも、パーキングは午後は空いています。朝だけなんです、混み合っているのは。理由があるんだろうなぁと思いますが、ちょっとわかりかねる。

とても良いトレイルでした!登っていく途中の景色を見てください。

気分爽快ってこのこと。めちゃくちゃ爽やかだった。1時間ちょっとで山頂に到着です。

乾いた大地ではなく、緑が広がる絶景。

前日のWindow Viewの方向です。その先がよーく見える。気分が本当に良いから朝のほうがいいのかなぁ。
上で絶景を楽しみながら少し休憩。
下山はあっという間でした。
距離と時間を感じさせない満足度の高いトレイルでした!

しかしビッグベンド国立公園は暑い〜!昼ごはん、誰もいない道の横に車を停めて車のトランクに腰掛けてカップラーメンを食べましたが、暑くて美味しさ半減だったかも。冬がこんなに暑いのだから、夏は殺人的だろうなぁ。

次に向かった先は、珍しい化石の展示です。
ビッグベンドは化石も見つかっているのです!
場所はPanther JunctionをMarathon方向に北上するところにあります。

Fossil Discovery Exhibit

新しい展示で、全体的にとても綺麗でした。見つかった化石は1億3千年前から、種類は1200種以上。

すごい魚。

ティラノサウルスかな。

翼竜まで!しかもすごい巨大!

トリケラトプスの仲間だろうな〜

Exhibitの建物の裏の小さな丘を登ると、今朝見たLost Mineとは真逆のような景色が広がっていました。

しかしここが一番暑かった…30度くらいはあったと思う。日陰もないし、ここで化石の発掘作業するのは命懸けだな、と思いました。

北東側エントランスにあるビジターセンターは行けませんでしたが、他を全て回った感想として、一番商品の品揃えが良かったのは、Panther Junctionビジターセンターでしたね。

レンジャーブックを提出。これだけ大規模な国立公園なのに、答え合わせ真剣。間違えを指摘され、ここはみんな間違えるからおまけだよ!とか言ってて、厳しいー!ひー!って感じでした。

ビッグベンドの最後を飾るのは、こちら。
Balanced Rock

場所は地図の通り大変わかりやすいですし、Google Mapも15分かからないとナビされました。
Google先生

未舗装だよ・・・


声を大にして言いましょう。もうダメかもってくらい本気の未舗装でした。あまりにもボコボコすぎて、タイヤハマったら出られないことが予想されたので、あえてみんなが通った車輪の跡を避けないと危険なほど、厳しい。車高高い車は全然余裕で砂埃ガンガンに上げて走っていましたが、うち。ただのプリウス
7マイルのGrapevine Hills Roadを通過するのに片道45分。一応ここの未舗装は整えた未舗装らしいのですが、絶対最初の方だけ整えたつもりだと思う。
すれ違ったJeepの運転手に
「ここまでコレできたの?!Crazyだな!」
と大笑いされるほどでした。車をどう褒めてあげよう、何したら喜んでくれる?何がご褒美欲しい?と生還後は抱きしめてやりました。
というわけで、一応プリウス(ただ同じプリウスでも車高の違いがあるので自己責任でお願いします)では行けました。バッテリーを底につんでるテスラもいました(実はプリウス以上に命懸け)
オススメしません。絶対車高高いやつでお願いします。あと飛石も絶対あるので、その辺も覚悟の上挑戦されるといいと思います。

うちの車と全神経を運転に集中させた夫のお陰で見ることが出来たBalanced Rockへのトレイルはこちらです。

2.2マイル、途中までは平坦な道で、1時間ほど見ておけば平気です。ま…往復2時間弱車でかかってるから、3時間トータルかかることは予想外。スケジュール余裕があってよかった。

トレイルは途中までほぼ砂で少し歩きにくいのですが、ここの景色。

こんな変わった岩が地面からニョキニョキ生えているような。実はビッグベンド国立公園でもらえるマップの一番目立つ写真がココなんです。
すんごい見たことあるなぁ〜と思いながら歩いていて、気付いた時は少し胸が熱くなりました。何でここ?みたいな。Santa Elena Canyonじゃないんだ、という。

ずっと平坦だったのに、突然岩を登らされる。

「ここ登るの?」と最後尾の私は結構ドン引き。
普通の足腰の人なら平気ですが、小さなお子さんは無理だと思いました。ですが、パパが背負って登れる程度かと思います。

ついにバランスロックー!!!

なんで落ちない?!ギリギリじゃないか!って感じ。
岩の下から見た景色ー!

こういうギリギリの石関係はアーチーズで見ているから、行かなくていいかなぁと思いましたが、ここまで運転もあり、達成感は午前中のLost Mineに匹敵するものはありました。とっても人気のある場所ですし、時間と車が許すなら是非行くべき!ちなみに日陰が石に到達するまでゼロだったので、夏は死ぬんじゃないかと思います。冬の午後でも暑くてたまりませんでした。

その日の夜は、グロッサリーストアでステーキ用の生肉とソーセージを購入し、キャンプファイヤーで。

高いレストランもいいけれど、こういう食事は格別に美味しいことを知りました。
しかしアウトドアに不慣れ、かつだんだん酔っ払ってきている私は、ソーセージを刺している金属の棒(本来これはスモア用)で唇と顎タッチをしてしまい、以後1週間ほど火傷の痕が残りました。完治してよかった。唇の水脹れ具合は翌朝衝撃を受けるほどだった。

ビッグベンド最後の日の朝。

もうビッグベンド、大満足。2回目来る必要ゼロってくらい上手にまわれました。ここに来るまでは、そう期待はしていなかったのですが、様々な場所で期待を良い意味で裏切られました。こんな広大な大地を満喫できる国立公園もなかなかないと思います。人もそれほど多くなく、大変素晴らしい経験でした。

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