こんにちは、ゆらです。
アラスカの続きを書きます。よろしければ、前回はこちらからどうぞ。
デナリ国立公園で過ごせる2日間、何をするか散々調べました。結果、1日目は自分たちの足で歩いて回る日。2日目が園内の奥へバスで入る日。
この日は雨予報。午後になると降水確率は50%くらいに下がりますが、午前中は80%以上という。
こんなに雨の多い国立公園、過ごし方としては雨が降るバージョンと降らないバージョンで予定を立てておく方がベターかと思います。
雨が降らないバージョンとして考えていたのは、2つのトレイル。
1つ目はHorseshoe Lake Trailです。出発はビジターセンターのすぐ近くです。スタート地点はTaiga Trailと同じルートで、途中の1本道であるDenali Park Roadを横切ったらHorseshoe Lakeへのトレイルがスタートします。大体2.5マイル(約4キロ)、2時間ほどで帰ってこられます。
レイクからの帰り道は、少し息の上がる坂となりますので、小さなお子様や足の悪い方はオススメできません。
もう1つのトレイルは、Savage River Loop Trailです。2.1マイル(約3.4キロ)、1時間強のEasyなトレイルです。
Savage Riverまでは園内のフリーシャトルで行くことができます。自家用車で行けるのは、このSavage Riverまで。実際ここまでがきちんと舗装されている道路でした。
ちなみに園内シャトルバスは3ルートあります。詳しくはNPS公式からご確認ください。
園内のマップはいくつかあるのですが、一番ざっくりしたものはこちらです。
こちらから頂きました。
見ての通り、赤いラインが自家用車で入れる道です。短いんです。
たった14マイルというSavage Riverまで。自分の車ならすぐ着きますが、バスは片道45分かかるのです。ですが、それはそれは美しい景色のようなので、是非行きたい。なんならトレイルのループ地点くらいでお昼ご飯食べちゃおう、とか。
ま…降水確率80%で無理だよね。
どうしても行きたかったHorseshoe Lakeは午後にまわすとして、午前中雨の中何をするか?という。
デナリ国立公園は今まで行ってきた国立公園とは本当違う。トレイルが絶対的に少ないのです。グランドキャニオンばりに少ない。
真面目にこのマップに載ってるだけと思って良いと思います。ビジターセンター周辺だけで、あとはSavage Riverに2つあります。
あとは道なき道を進む、オフトレイルなんです…
待ってくれ、子供連れで、野生動物(特に熊とか)との遭遇が予想されるのにオフトレイルなんか出来るわけがない。というか子供がいなくても私は出来ない。
ということで感じたことは、ここは超玄人向け国立公園。キャンプ担いでるような人が楽しむところ。家族連れでわーい!って行くようなところじゃない。我々は結果めちゃくちゃ堪能したし、楽しかったけど、なんかこんな我々が来ちゃってスミマセンって感じ。
雨予報の中のSavage Riverはナシでした。自家用車ならいいと思いますが、シャトルバスの場合、すぐに帰ってこられません。
1日4本しかない…上に、Savage Riverに着いたら10分後に乗ってたバスは帰ってしまい、次のバスまでは約2時間。
Savage River Loopトレイルでランチしても2時間かからないので、もうめちゃくちゃ難しいスケジュール。ほぼ半日潰れちゃうのです。
というわけで、Savage Riverはナシになり、代わりのトレイルを模索しました。
すごく面白いのは、ここの国立公園は犬がいます。犬ぞりのワンコたち。シベリアンハスキーたちです。そこに行って犬と触れ合うことができるし、無料のデモンストレーションも1日数回あります。
今年はコロナでデモンストレーションは中止でしたが、犬に触れることはできるとのこと。
うちの娘はすごく犬が好きで(毎年サンタにはPuppyをお願いしていますが、叶っていません)何がなんでも行きたいと前から話していました。
ということで、午前中はハスキー、午後にHorseshoe Lakeで決定。
夫が朝にミーティングがあったので、出発は少し遅く、ホテルからデナリ国立公園までのシャトルバスに乗れたのは、10時少し前でした。10分位で着くのですが、歩くと50分かかります。歩かない方が良いですよ。疲れますよ。
子供達はお決まりのジュニアレンジャープログラムに参加するため、ビジターセンターに行きました。
コロナになってから、人の接触を最低限にするため、レンジャーブックをもらう時に一緒にバッヂも親に託す国立公園が多くなりましたが、ここは違った。ちゃんと仕上げてね!頑張ってね!と渡される。9歳の息子がやるべき量は、ほぼ全ページで、結局2日間かかって仕上げました。すごい大変だった!計算とかもあり、やっつけでは絶対終わらせられない。
ちなみに雨は、フードを被る必要がないほど、ほぼ降っていませんでした。でも防水ジャケットでよかった。
犬たちのいる、Sled Dog Kennelsまでは道沿いにRoadside Trailという、片道2.1マイルのトレイルがあります。1時間ほどで到着するようです。
左下にSled Dog Kennelsがあります。こちらから頂きました。
ビジターセンターのすぐ裏から出発!
園内唯一の道路を渡ります。
雨に濡れて緑が生き生きとしています。
とてもキノコが多いです。
食べちゃダメなんだろうな、という色合いのキノコもありました。
誰一人会わずに1時間。
どんどん森っぽくなってきます。
ちなみに寒さですが、予想してたよりずっと寒かったので、子供達も私もボトムスは2枚重ねでした。私なんてずっとルルレモンのペラペラなレギンスで過ごす予定だったので、荷物を詰める最後に念のために、一番薄手なジョガーパンツ突っ込んできて本当に良かった。変なパンツを現地でお買い上げすることになっていたよ、絶対。
スタートからちょうど1時間で到着!
敷地に入る前にレンジャーから注意事項の説明を受けます。人はかなりたくさんいて…トレイルは私たちだけだったので、みんな車持ってていいね、と思いました。
タイミングが合えば子犬が見られると事前情報があったので、聞いてみると、小屋の中にいるよーとのこと。
全然見えませんが、中に子犬がわちゃわちゃいました。
お母さんが途中出てきたのを見ましたが、子犬は小屋に入りっぱなし。それもそのはず…たった10日前に産まれたばかり!目もまだ開いてない感じに見えたし、お母さんは毛に血がついていました。
暗いのでしっかりは見えませんでしたが、最高に可愛かった…!!!1時間ハイキングのご褒美!癒し…
産まれてから2〜3週間で、犬ぞりのしての訓練が始まるんだって。我々訪問者達と触れ合い、社会性を身につけるそう。触れ合いたかった。
ワンコたちはみんなきちんと躾けられているため、とてもおとなしい。
あくまでもペットではないので、尻尾振ったりはしませんし、懐いてくる様子もなかったです。撫でてもらうのを好きな子もいませんでした。気分屋の集まりって感じですかね。
1匹1匹名前が書いてあるので、みんな名前を呼んでどうにか触れ合おうとしますが、大体みんなツーンとしてるワンコたちでした。
お昼寝してたりね。
近くで見るとハスキーはやっぱり大きい。
イケメン枠認定。
夏はトレーニングをして、冬はWonderlakeというデナリ国立公園の唯一の道の終着点まで、2週間かけて行くそうです。レンジャーも大変だな。
子供達念願の犬との触れ合いを終え、ビジターセンターまで帰ることにしました。
長くなるので、今回はキリが良いここまでにします。続きはまた書きます!