こんにちは、ゆらです。
デナリ国立公園の旅行記終わっていませんが、先週末面白いことがあったので、先に書きます。
近所のモールの駐車場に突如出現した、サーカス。
昔ながらのサーカスで、全米をきっと回っているのだろう…きっと。
夫が突然、どうしてもサーカスが見たいと言い出しました。今まで一度も見たことがない気がする、と。私も記憶しているのは一度、小学生の頃にボリショイサーカスに連れて行ってもらった。
シルクドソレイユをサーカスとしないのなら、確かにその一回限りだし、ベイエリアにいた時に近くにサーカスが来た記憶はないです。
というわけで、行ってきました。
毎日開催していますが、平日は夜だけ、土曜日は2回、日曜日は3回も。
日曜の14時は大人$40のところ、$10と。
値下げしすぎだろ。
怪しい、何か理由があるはず。多分ショートバージョンかと思われます。きちんと全部見たい!ということで、土曜日の夜19時30分の回を見ることにしました。ピッタリ2時間のショーでした。
オンラインでチケットは買えますが、ブースで買うと子供は$10ディスカウントされるので($35→$25に)当日夕方買いに行きましたが余裕でした。
時間が近くなると、どんどん集まる人。ヒスパニック率が極めて高い。トーランスなのにアジア人が劣勢という。
Caballeroだから、メキシコ系と思われます。
席は一番近い列2列が$10くらい高い席でした。それ以外で全然良いですが、早い者勝ちなので、早く入ったほうが良い場所はとれますね。
一般席の最前列を確保。
座った瞬間ポップコーンやわたあめ、光るグッズを出演者たちが売りに来ます。飛び交うスペイン語。
入り口入るとすぐに食べ物ゾーンで、ホットドッグやナチョスなども売っています。
明らかに演者の綺麗目なお姉さんが売ってます。びっくりしました。ザ・ファミリー経営。正しいサーカス。
うちの子たちはどうしてもわたあめが欲しい!とのことでしたが…
外国の味…日本のわたあめの美味しさを教えてあげたい。食べたことないですね、娘は。
動物は一切出てきませんが、もう絵本に出てくるような、サーカスって感じ。
ダンサーが出てきたり、ピエロが出たり。
球体の中をバイク3台でぐるぐる走ったり。
空中ブランコ、綱渡り、火芸、ジャグリング…誰でも一度は見たことがあるような、本当ザ・サーカスでした。
が、多分生きてて一度しか見ることがないだろうと思ったことは。
みんな不完全。
不完全っていうのは違うかな、みんな未完成?
全員、本番が練習みたいな。
初っ端のダンスのクオリティを見た時、大いに首を傾げてしまった。
ブロードウェイも劇団四季も見たことがないけど、お金を払うミュージカルは日本で数えきれないほど見てきたし。ディズニーで育ってる私からしたら…
あれ・・・?
ダンサーもみんなスリムでもないし、足も上がらない人もいるし、なんだろう、この家族感は…
曲芸する人も、まだ明らかに修行中の小中学生みたいな子(さっきポップコーン売ってた)がジャグリング失敗しながら必死に高い台の上でフラフラしてるの見てると、気持ちはもはや家族。
がんばれ・・・!
数秒成功した時の素晴らしい笑顔に思わず拍手喝采。
綱渡りに至っては、すごい低いところでムッチムチのおばさん。縄が太ももにめちゃくちゃ食い込んでるのとかも、ある意味見たことがない。
と思ったら、もう天井ぶつかる程高いところで、若者が綱渡り始めて。ムチムチおばさん不必要説。
ものすごい高いところで綱渡りしてるのに、下にはネットもなくて、司会してるおじさん2人が待ち構えてるだけ。
絶対助けられないだろ。
最後の空中ブランコなんて…
一番見習いだろう、推定年齢12歳の少年、まさかの。
落下。
今度はちゃんとネットありました。あるなら綱渡りの時も使って欲しい。
空中ブランコが成功する時、拍手喝采。
こんな不安なサーカス初めて見たわ。
手に汗握る展開の生パフォーマンスは、生きてて初めての経験だった。頼むから成功してくれ!と心の中で応援ずっとしてる自分がいて、いつの間にか彼らのファミリーになってしまったんじゃないかと思う。
という、大変貴重な体験をしました。
シルクドソレイユの空中ブランコは安定しかなくて落ちるかもなんて1ミリも思わなかったのに、こんなパフォーマンスも世の中にはあるのか…と。
周りのメキシコ系の方々の盛り上がり方も凄すぎて、東京24区目のトーランスが、やはり外国なんだと思い知らされた夜でした。
そこで同じくかなり盛り上がる娘を横で見て、この子はアメリカ人になってきていると確信しました。
息子は無言で食い入るように見ながら、ずっとわたあめ。太るぞ。
2回みよう!とは思いませんが、ホント…ある意味超貴重なサーカス体験。
お近くに来ている時は、ハラハラ体験をぜひあなたもいかがでしょうか。