ゆらのロサンゼルスばたばたライフ

サンフランシスコからロサンゼルスへお引っ越し。2人の子育て奮闘中。

夏の旅行〜デナリ国立公園④

こんにちは、ゆらです。

デナリ国立公園の続きです。よろしければ前回はこちらからどうぞ。

Dog Sled Kennelsを後にし、また同じRoadside Trailを帰る予定でしたが、同じ道を歩くのは正直あまり面白くないのは我々だけではないはず。バスの時間が合えばバスでビジターセンターまで帰れることに、その場で気づきました。
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なぜ今まで気づいていなかったかというと、停留所の名前にDog Sled Kennelsがないから。なんと、ここはDenali NPS Headquartersなんです。
確かによくマップを見れば、HeadquartersとDog Kennelsは同じであることは一目瞭然です。見落としていました。
なんと12:05発のInto the Parkまで15分!
逆にビジターセンターに戻るバスは1時間半後です。

雨はずっとほぼ降っていません。
これは…
奇しくもSavage Riverに行けるんでは…???

と気づいてしまった。
予想より寒かったことと、雨を凌げる場所がないことなどを踏まえ、歩く予定だったSavage River Loopトレイルは諦め、一度下車するものの、25分後に同じバスがまた出発するので、それに乗って帰ることに決めました。

明らかに元スクールバスのシャトルバスに乗車。
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混雑していたら乗れないかな?と思いましたが、問題なかったです。
車窓からの景色がとても美しく、晴れていたらもっと素晴らしいだろうなぁと思いました。
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Headquartersからは30分もかかりませんが、息子爆睡。乗り心地悪いのに。

Savage Riverは降りるところが2ヶ所あります。
手前のSavage River Campground(地図の右矢印)
f:id:yura-mama:20210914065100j:plain もう一つが、Savage River Trailhead(地図の左矢印)です。

このキャンプグラウンドで下車し、そこから出発するSavage Alpine Trailがあります。これはSavage River Trailheadとキャンプグラウンドを結ぶトレイルです。
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4.1マイルと、さほど辛くないかと思いきや、Elevationが1410ftもあり、かなり急な山の斜面を歩いている人がぽつりぽつり見えました。
少し登ってみようかと思ってましたが、やめてよかった。子供というか、私は無理。

無事念願のSavage Riverに到着!
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人が川の浅いところで、足を川の中に入れて釣りしてました。国立公園って釣りしていいんだ、知らなかった。
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レンジャーはいますが、トイレくらいしかないので、ここでバスを逃すと寒さで全員風邪をひきそうなので、帰りの時間を十分に気をつけて少しだけ歩きました。

今まで色々なアメリカの自然の景色を見てきましたが、ここは見たことのない景色でした。似たところが思いつかない。
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デナリは標高により、タイガ(針葉樹林)とツンドラを見ることができ、本土では目にすることはまずありません。
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川の水を夫が触り衝撃を受けていました。触らなくても冷たいことは予想してましたけど。

お天気が悪くなければ気温も上がってるだろうし、もっと先まで進みたかったです。でも諦めていたSavage Riverを見ることができてよかった!
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川を渡る橋、公園入り口側にパーキングがありました。渡ったらバス停とレンジャーで、自家用車はそこまでです。
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橋の上から。
f:id:yura-mama:20210916050616j:plain 綺麗です、本当に。何の魚が釣れるのだろう。
バス待ってる時突然現れた。
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可愛い…
これは普通のリスですが、一番見かけるのArctic Ground Squirrel(北極ジリス)です。しょっちゅう見かけます。9〜4月までという長期間冬眠するらしい。
ちなみに!ここデナリ国立公園は鮭がいないので(そこまで北上しないそう)ここに住むグリズリーベアたちは食事の内容は90%がベジタリアンだそうです。残り10%はタンパク質のため捕食するそうで、その捕食されるのが北極ジリスを含めた、リスやネズミとのこと。

たった30分なのに、すっごい寒くて震えそうでした!同じ園内でも気温の違いを感じます。
ビジターセンターに戻って、Bookstoreでお土産を先に調達。そのまま裏のトレイルからHorseshoe Lakeへ向かいます!

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赤い星がビジターセンターです。
2.5マイルほどの、ちょうど良い距離のトレイルでオススメです。
アラスカ鉄道の線路を渡ります!
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写真の右奥に車が見えると思います。あそこにはホテルのシャトルバスが停まってくれるので、帰りはそこからバスで帰れることになります。

トレイルは整備されていて、とても歩きやすいです。
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人が多く、野生動物との遭遇をびびる必要もなさそう。
途中上からレイクを見下ろせるポイントがあるのですが、ここ以外レイクが見えるところはありませんでした。
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Horseshoe=馬蹄の形なのかしら?よく見えない。

あっという間、20分ほどでレイクに到着します。
こんな看板。
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ビーバー!
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ビーバーがダムを作ったんだね〜!
何本も切り倒された木、切り倒しかけの木を見ました。
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ここでビーバーを見ることは出来ませんでしたが、私たちは同じアラスカのケチカンの川で見たことがあるんですよね〜!

レイク沿いにベンチがあったので、そこでおやつ休憩を子供はとって、私は写真を撮ったり各自休憩。

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後ろに重装備のキャンパーの男性2人もスマホ見たりと休憩をとっていました。
その時。この男性1人が叫んだのです。

「M…!Moose!!!」

びっくりして、その場に娘は自分のリュックを放置し、彼らと一緒にポイントを移動すると…

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い…いるー!!!
紛れもなく、野生のヘラジカのメスです。
ジャバジャバ湖に入っていき、お食事の時間。
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かなり水の中に顔を突っ込んで、中に生える水草のようなものをムシャムシャ食べていました。
あまりにも無防備に長い時間食べていたので、途中でその場を去りましたが、レイクをグルリと回っている間、最低30分はずっとその場で食事をしていました。

前日電車の中から駆け抜けるムースを見ましたが、馬かムースか分からないレベルだったので、一同大感動しました。
ついに今まで一度も見たことのなかった、ムースに遭遇でき、大感動です。

のんびり歩いたので、1時間半近く過ごしました。ムースに会うこともなく、さっさと休憩なしで歩けば45分くらいで帰って来れると思います。

しかし…ラッキーとしか言いようのないことが。
なんとホテルに帰る最後のバスにたまたま乗れたのです!
これがホテルがくれたバスの時刻表。
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Horseshoe Lake Trailの16時発を逃すと帰る手段無し!!!爆

実は事前に問い合わせした際、19時まではビジターセンターとホテルを結ぶバスが30分おきにありますよ、と言われていたので、全く慌てもせず、時刻表も見ていなかったのです。
なにそのガセネタ…!酷いじゃない!コロナだから?
ちなみにこのHorseshoe Lakeのバス停に着いたのは16:05でした。たまたまバスが5分遅れで到着していたので、乗れたという奇跡に感謝。危なかった。
というわけで、どこのホテルもバスが走っていますが、十分に時間には気をつけた方がいいと思います。

長くなってきたので、続きはまた次回に書きます。

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