ゆらのロサンゼルスばたばたライフ

サンフランシスコからロサンゼルスへお引っ越し。2人の子育て奮闘中。

セコイア&キングスキャニオン国立公園③

こんにちは、ゆらです。

前回の続き、キングスキャニオン国立公園について書きます。前回はこちらからどうぞ。

Zumwalt Meadow周辺のトレイルを楽しんだあと、向かうのはこちらの道、180号線最後のRoad's End。ここはトレイルがなんと16種類もあるのです。最長80時間超えのトレイルもあり、なんならほぼ全部10時間以上。4.4mi(2時間弱)のBailey bridgeまでのループトレイルが一番楽なものです。
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次が人気の高いMist Fallsですが、9mi弱で、さすがに子供は無理だと判断しました。本当は滝が好きなのでMist Fallsには行きたい気持ちはありましたが。次回行く機会があれば、ぜひチャレンジしたいです。

Road's Endにはパーキングがいくつもあるのですが、驚くほど埋まっていました。夏の週末の到着は早めの方が良いと思います。そして16本もトレイルがあるだけあり、スタート地点が不明です。
約3日間セコイア、キングスキャニオン国立公園に滞在しましたが、感じたことは非常に玄人向けの国立公園であることです。
特にキングスキャニオン。え?もちろん知ってるんでしょ?の前提で話が進むので、トレイルのスタート地点はもちろん、途中の案内もゆるく、マジで迷いがち。グランドキャニオンはたまに電波は入りましたが、ここは絶対的に常に圏外ですので、Googleマップも使えない。怖いよ!両国立公園で、トータル800mi以上のトレイルになるそうで、おそらくそれはアメリカでもトップクラスかと思われます。とにかく歩こう。歩けない方は将軍の木くらいでさっくり終わるのでしょうが、歩こうと思えば何日でも滞在できるような気がしました。
さきほどZumwaltで迷ったので、今回からの教訓。トレイルスタートで写真を撮り、迷った時見直すこと。 f:id:yura-mama:20210608071919j:plain 今までの国立公園のトレイルでこのトレイルマップの写真を見返すことはまずありませんでした。それくらい複雑にいくつかのトレイルが入り組んでいる印象です。
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トレイルはきちんと整備されているのでとても歩きやすいです。
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私と息子。夫盗撮。
歩く周りの景色が素晴らしく、本当に気持ちが良いトレイルでした。
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Kings River沿いを歩くので、川の音をずっと聞きながら進みます。目的はBailey Bridgeです。大体1時間くらいで橋に到着!
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最高に気持ちが良い場所!
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川辺で寛いでいる人たちがたくさんいました。橋の上からダイブする仙人みたいな出立ちの人もいました。
川の水はとても澄んでいて、やっぱり超冷たい。
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景色が抜群に素晴らしく、ここでのんびり過ごしたい気持ちに駆られました。 f:id:yura-mama:20210608073553j:plain

が、あまりのんびりもできません。
車まで戻るのに1時間、車からKings Canyon Visitor Centerまで1時間かかります。ギフトショップが11〜18時までなので、18時までに間に合わせたいのです。
間に合うか謎ですが、15:40にはまた歩き始めました。一応地図にはループになっているので、帰りは川の反対側を通って帰ろうとしましたが、行きよりやや獣道感。
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道がはっきりしない部分もありましたし、何より小川をじゃぶじゃぶ渡らないといけないところがありましたので、断念して元来た道を戻りました。

ここのトレイルは熊の目撃も多いし、夏はとにかく虫が多いそう。一応虫除けスプレーを新しく買って持って行きましたが(以前グランドティトンで藪蚊のようなデカイ蚊に、レギンスの上からも計20ヶ所弱刺されて気が狂いそうになった経験があります)まだシーズンではなかったのか、スプレーなしでもあまり刺されませんでした。最後トイレで両肩を刺されたのでいることはいるようです。スプレーした方が安心ですね。

もはやギフトショップには間に合わないことは必至でしたが、帰り道に180号線沿いにある、Grizzly Fallsへ立ち寄りました。パーキングから滝が見えていて、30秒で到達できるので疲れていても平気です!
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滝のマイナスイオンをたっぷり浴びて最高に気持ちが良かったです。疲れた体に細かいミストが染みているような感覚で、リフレッシュ!

ビレッジまでの帰りの運転は私です。なぜなら夫は川沿いでワインを飲んでいるから…最高らしいです。川の水で冷やして飲んで、ひたすら極楽だったそう。しかも助手席でぐっすりお休みになられて…羨ましいぜ。

結局ビレッジに着いたのは18時ちょうどでした。まだギフトショップは並んでいたので、ダメ元で並んだら時間はかかりましたが、入れて…何故?と思ったら、この日から営業時間が11〜20時に延長されていたのです。アメリカ人が並んでる人のために遅くまで開けてくれるわけないと思った。
ギフトショップはこちらと、ビジターセンターの中にもあります。売ってるものは違うので、どちらも見ることをお勧めしますが、ビジターセンターの方が狭いので少ない。ですが、少ないクセにオフィシャルだから良いものがある。

今夜の宿泊のJohn Muir Lodgeはこのビレッジのすぐ裏にあります。何故か写真を夜にしか撮っていないので、わかりにくいですが、温かみのある外観です。
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少し古いですが、部屋数が少ない分移動しやすい印象です。Wifiはロビーなので、部屋がロビーに近いと使えます。私たちはたまたまロビーに一番近い部屋だったので弱いながらも使えました。
今はコロナでコーヒーメーカーもドライヤーまで撤去されています。コーヒーはまだしも、ドライヤーも!私は調べることが大好きなので、しっかりHP読み込んでいて知っていましたが、さりげなく書いてあったので気づかず忘れる人も絶対いると思う。
コーヒーはない代わりにロビーで朝だけ自由に飲んでいいシステムです。

ビレッジにあるレストランは大したものがなく、togoだけでしたが、宿泊客はオンラインで事前にオーダーして取りに行くことができるのは便利そうでした。

もう疲れて部屋でのんびりしようかと、つい思ってしまいましたが、最後にサンセットを見たい、と。ロッジからビレッジに続く道、ロッジからの坂道を降ったすぐ左、もうほんとにすぐです!通り過ぎると見えるのはキャビン棟です。

向かった先はPanoramic Pointです。
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ここまで車でかなり上まであがるのですが、間違ってないか不安になる程細い道で対面出来るとは思えない狭さ。RV車などは入れないと思われます。

ここはパーキングから歩いてループで15分ほどの簡単なものです。名前の通り、キングスキャニオンが一望できる高台になっており、めちゃくちゃ綺麗な景色が見られます。
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残念ながら雲が厚く(先程のRoad's Endでは遠くから雷の音が聞こえました)サンセットは見れる気がしなかったので、絶景を10分ほど楽しんで帰ることにしました。

帰り道の車の中で娘が叫びました。

「ママ!Bear!!!」

大きな木が倒れていて切り株になってるものが、遠くから見ると熊に見え続けた1日だったので、半信半疑でしたが、本気でした。

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ブラックベア!!!
遠くなので向こうはこちらに気付いていない様子でした。人がいないので当たり前ですが、娘が野生動物第一発見者に。他に車がどんどん停まって、みんな大興奮。
野生動物第一発見者ってめちゃくちゃ嬉しいんですよね。娘の間違いなくこの旅のハイライトの瞬間でした。
まだ若いブラックベア。私たちはヨセミテイエローストーン、アラスカに続く4回目の目撃となりました。いつかグリズリーも見たいなぁ!

しかしこの熊が現れたのは、キャビン棟のすぐ裏でした。ヨセミテなどは熊が人間の食べ物を狙いに来るので、必ず食べ物は車に残さない、キャンパーは専用のベアボックスに入れる、という看板が必ずどこにでもあります。とはいえ、そこまで近づいてこないだろうと思っていましたが、人間の本当に近くにいることをこの目で見てしまい、やはりキャンプは怖いと思ってしまいました。

夫は夜に星を見に外に出ましたが、ビレッジが近すぎて明るくて全然ダメだそう。そもそも曇ってたけどね。

キングスキャニオン国立公園長くなりましたが、次回はセコイア国立公園について書きます。

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