こんにちは、ゆらです。
チャネルアイランド国立公園の続きです。前回はこちらからどうぞ。
クジラを運良く見ることができてから、15分ほどでチャネルアイランド国立公園、アナカパ島が見えてきました!
灯台も見えます。
夫は席にほとんど座らず、ずっと2階の外デッキにいました。船の先端なのでとても見やすかったようです。そこで撮れた写真。
国立公園史上最も撮影の困難なところにあるサイン…
島の周りにはジャイアントケルプかな?すごく大きなケルプが浮いています。
海水は澄んでいますが…私なんか泳ぎたくないな…お決まりの海水温度は低いようです。
アナカパ島のトレイルはEasyしかありませんが、島に上陸するために待っているのがこちら。
はぅぅ、厳しいよー
157段ありました…間違えてなければ…
はぁはぁ、しましたが、長かったり急な坂よりマシかな。
上からの眺めは抜群!
ここで船に一緒に乗っていたIsland Packers Cruisesの方からの説明があります。何も持ち帰らない、何も落とさない、トイレの場所、帰りの集合時間についてなど。この人は島に残り、帰りまでの時間我々と一緒に島で過ごしていました。
ここで即気付いた。
この島…死ぬほど海鳥がいる…
カモメ、カモメ、カモメ、カモメ…以外います?くらいのカモメ。
サンフランシスコでもLAでもカモメは日常的に見るのですが、普通に東京から来たなら、この島で一生分のカモメを見た気がするくらいのカモメ。
実は少し前の時期、春からだと思いますが、このカモメの赤ちゃんが見られるそうです。もうシーズン終わりだからカモメの赤ちゃんはほとんど見られないそうですか、まだいました。ただ赤ちゃんというか…大人のカモメとサイズは全く同じ、色がグレーベージュみたいな。
こちら大人。
こちら子供。
大人と同じ大きさなのに、声はまだピーピー赤ちゃんなんです。可愛い。大人は近くを通っても逃げない肝が座っているのもいますが、子供は大体急いで逃げてました。
カモメ達、ここで生まれて、ここで死んでいくのも多いようで、死んで朽ちている個体を何羽か見ました。子供達は超ビビってましたが、これも勉強。こうやって動物も死んでいくんだよ、と知る機会。
最初気づかず、もげた羽を踏んでショックを一番受けたのは私ですけどね。
骨も沢山そこいらに落ちていました。
少し歩くと小さなレンジャーステーションが。
今はクローズ、レンジャーも不在です。ここにピクニックテーブルとトイレがあります。
ではアナカパのハイキングマップを。
こちらから頂きました。
ほぼループになっているのと、とにかく小さな島なので迷う人はゼロだと思います。どんな方向音痴さんも迷う方法がないほどです!私たちは②→①→③→④で回りました。
多分②の場所かと思います。灯台がきれいに見えます。
崖になっているので、あまり近寄らない方が良いと思われます。
海を見ていると、シーライオンが泳いでいるのが見えました。
②から①のループになっていないところは道が狭く、すれ違うのは難しいのですが、人があまりいないので問題なかったです。
お喋りしながら40分で①のInspiration Pointへ到着!
チャネルアイランドの写真はここからの景色がよく使われているそう。
一番奥、遠くに見えているのがサンタクルーズ島ですね。その手前はアナカパ島ですが、こちらは上陸不可です。たしかに。無理そう。
国立公園のInspiration Pointは裏切らない。
裏切ってきたInspiration Pointはない。
それから③を通って、④の灯台を目指します。
途中…
カモメいすぎじゃないですか…?
しかもたまに一斉に鳴き始めて、生態が謎すぎる。
しかもなぜか、たまーにいっぺんに飛ぶ。もう歩くのをやめて思わず空を見上げてしまうほど。
この島…カモメの島だわ。
というわけで、早々に結論づけました。
鳥が苦手な人は絶対来ちゃダメ!
少し歩けるならサンタクルーズ島の方が、冒険度高いと思います。
アナカパ島は余裕ですよー小さな子供がいたり、歩き慣れてない、鳥が苦手ではない方向け。
そんなこんなで灯台。
現役なので、ボーって音が鳴ってました。
島が全部見渡せそうなサイズ感、伝わりますか?
すごくコンパクト!
帰りの船は12:30で、15分前に階段の下に集合です。ゆっくり歩いて見て回りましたが、2時間で終わりました。集合まで1時間くらいあるので、ピクニックテーブルで持ってきたおにぎりを食べながら、ジュニアレンジャーブックを仕上げます。
ここは課される課題の多い国立公園で、子供たちは真剣!レンジャーはいないのですが、帰りの船の中でIsland Packers Cruisesの人に見せてジュニアレンジャーに認定されるました。結構難しく、2時間はかかりました。しかもチェックが厳しく、きちんとやったページの内容まで確認。適当にやってたら、ダメだったかもしれん。
(キャピトルリーフとかやっつけで、30分もかからなかった)
集合場所に行くと、びっくり。めっちゃ泳いでる人がいる!
ここにドボン!って。
すごく深そうです。
「みんなここにキャンプに来たんだね〜」と夫と話しましたが、全員同じ船で帰りました。もちろん着替えるところはないので、濡れたまま洋服を着てました。
ますます…私にはできない…!玄人じゃないか、この人たち。
なんなら祖父母と孫の3人で来てた人たち、孫(推定年齢6歳)放置してドボン。孫も入りたくて泣いてた。孫は水着なし。鬼か、祖父母!笑
やはりここの国立公園に来る人たちは、国立公園玄人みたいな人ばかりなんだな、と感じました。
あっという間の3時間でした。船は出発!
バイバイ、アナカパ島!
すごく素敵な写真が撮れました。
絵葉書みたいじゃないですか。別アングル
写真を撮るために、ゆっくり進んでくれました。
スピードあげて本当にお別れです!多分、絶対二度ともう来ることはないでしょう!
もし行くならサンタクルーズ島がいいな!
帰りの1時間、泳いでいた人は爆睡していましたが、私たちは2回デッキの先頭に立ち、海を眺めていたら…!
むむ…?まさかあれは!
イルカー!
イルカがいっぱい泳いでいたのです!群れです、完全に!
しかも船と並んで泳ぐから、ものすごく近い!大大大興奮しました!!!
モントレーとサンフランシスコから出るホエールウォッチングに何回か参加したことがありますが、その度イルカは見れなかったのです。なのでものすごく嬉しかった!
イルカ、大好き。こんなに美しい動物はいるんだろうか、と思うほど。優しげな目、美しいフォルム、賢さ。最高に好き!
本当によかったー!行きはクジラ、帰りはイルカなんて贅沢経験でした。
Oxnard港が遠くに見えてきましたよー
息子の髪型!風が強いです、船の上は。
船酔いもなかったし、お天気もよかったし、とてもよい半日となりました。
LA付近お住まいの方には、とてもおすすめの国立公園です。