ゆらのロサンゼルスばたばたライフ

サンフランシスコからロサンゼルスへお引っ越し。2人の子育て奮闘中。

2020年末旅行⑨〜ニューオーリンズ⑴

こんにちは、ゆらです。

どうしよう、もうすぐ誕生日。突然。
やだよ、やだよ、年とりたくないよー!もう誕生日こなくていいよー!でも美味しいもの食べたいよー!ワガママか。
気合入れて旅の続きを書きます。実はここが折り返し地点。なっげーな、という声がビシバシ。すみません、悪い癖…前回はこちらこらどうぞ。
この日の目的地は、ついに…

ニューオーリンズ!!!

ここに来るために全ては始まった・・・

と本の帯みたいなこと言ってみちゃう。
ヒューストンからは6時間かかりません。もう私たちはね〜6時間までは冗談じゃなくてあっという間に着くようになりました。いざ、ルイジアナ州
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思ったより地味…
やはりユタ州のステートサインが好きです。

ルイジアナ州に入ったら急に目につくようになったのが、ハリケーンの影響。本当に急にです。屋根吹っ飛んでる、廃墟みたいなガソリンスタンド。治安わっる!ってビビりましたが、違いました。
アメリカは大変。西海岸は山火事、東海岸と北東部は雪、南東側はハリケーン。まぁ日本も台風と地震があるから、安住の地なんかないんだろうけど、見かけない景色に言葉を失うだけでした。

あとルイジアナに入るにつれ、ものすごい湿地感!フロリダのエバーグレイズ国立公園で見たマングローブを思い出す。
ルイジアナ州についてWikipediaでお勉強した結果。

めちゃくちゃ難しいです。日本語なのに理解できないやつ。歴史が難しすぎる。東の方が歴史が難しいのは知っていましたが、多分この地はトップクラスに難しい。ちなみにルイジアナの由来はルイ14世です。おぉ。
ニューオーリンズ特有の建物や料理は全てフランスからの流れです。どこまで話すか悩みますが、これだけにしておきます。とりあえずWikipedia読んでください!(笑)

ルイジアナといえば…もうひとつ、プランテーションでしょう。綿花やサトウキビなどを、黒人奴隷を使い大量生産。雇い主の白人が住む大豪邸とその周りの広大な土地、奴隷が暮らした家を今でも見学できます。
アメリカに暮らす私たち。特に歴史を学び始めた息子にとって、ここは見ないといけない場所だと直感で感じた私は、ニューオーリンズに行く前に立ち寄ることに決めました。

見学できるプランテーションはいくつかあるようですが、最も有名なOak Alley Plantationに行きました。

中にはレストラン、ショップ、なんと宿泊施設まであります!
9〜17時までで、大人は$25、6歳から12歳は$7でした。ちなみに!このチケットがなくても見学はできます。お屋敷の中に入れないだけです。でもせっかくだから是非中に入ってほしい。ツアーになっているので解説が聞けます。

クリスマス直前ですが、割と車は停まっていました。13時過ぎに着いたのですが、最低2時間はみるように書いてあり、正解。なぜならこのツアーが少ない。30分に1回で、コロナのせいで人数が少ししか入れません。しかも整理券とかはなく、おじさんが顔覚えてる感じで「君さっきいたから14時のツアーね」みたいな。え?顔ベース?!これ下手したら参加できるタイミング失ってズルズル遅くなるパターンじゃない?ってド焦り。運営下手だろ…絶対。

このプランテーションは数々の映画やMVのロケ地になっています。ビヨンセのMVと、トムクルーズのInterview with the Vampireが最も有名かと。
大きな木が美しく並びます。
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奥に見えてきた、あれがお屋敷。
クリスマスデコがしてあって可愛い!
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ちなみに一番有名な並木通りは、見えてくる上の写真ではなく、屋敷の反対側です。
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すんごい綺麗。樹齢が300年ほどだったと記憶しています。木が多ければ多いほどリッチだったらしい。

我々はマナーのしっかりしたフィリピン人みたいな団体さんが「この人たちの方が先に来てた」と申告してくれたので、14時のツアーに参加できました。並ぶことを知らない人だったら確実に15時くらいになってたと思います。当たり前のことがありがたい…
なぜなら、最高に寒かった。ルイジアナ=温暖だと思い込みも甚だしい!震える!早く中に入りたい!
ちなみに中は撮影禁止です。
なのに…夫が1枚盗撮していた…本当はダメですが、雰囲気伝わればいいな、と思います。
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家主はジャック・ロマン。1836年に奴隷の力を借りて創設。大豪邸…ですが、思ったよりこじんまりとした豪邸だったかも…イメージが完全に城だったからか、こんなもんか…と思ってしまった。
ツアーのおばさんの顔と声が怖かった。子供も黙るレベル。そういう人っているよね。

ジャックは金融、政治などにも関わってるので、そのような客人を招き会食することも多かった。そこで給仕する女性の黒人奴隷が話をどうしても聞いてしまうので、メモしたり周りに漏らさないように読み書きは絶対できなかったそう。そもそもそこまでできる黒人奴隷がいなかったようです。母屋に入れるのは信頼のおける奴隷のみでした。

調度品などは豪華で、ヨーロッパ調です。2階のテラスからの眺め。
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権力も財力も手にしたロマン一家はどんな思いで、ここからの素晴らしき眺めを堪能したんだろう。
申し訳ないけど、とても楽しい気分で見て回れる場所ではありません。どれだけの人の屍を積み上げて贅を尽くしたんだろう、とか思ってしまう。ジャックは体が弱かったそうで…自業自得じゃんとか思ったのは私だけ?

お屋敷を後にし、奴隷の暮らす小屋を見ました。まさしく小屋です。
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夏は暑く冬は寒かったでしょう…屋外で過ごす奴隷の平均寿命17〜38歳。過酷なサトウキビの収穫を休みなく18時間も毎日続ける。無収で。
脱走しないような器具も。
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子供達はこれを見てどう思っただろう。
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当時ここで働いていた黒人奴隷の名前です。
さらに値段。
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人に値段がつけられていること。こんな辛い値段は見たことがない。年をとっていたり、病気だったりすると目を見張るほど安いのです。

人として行くべきだと思う。ただ覚悟していかないとダメージが大きすぎる。娘はまだ何も感じないでしょうが、9歳の息子は何を思っただろう。重い気持ちでオーク・アレイ・プランテーションを後にしました。

最後に注意、ここはuberでは行けません。正確には行けても帰って来れないのでお気をつけください!

続きはまた次回に書きます。


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