こんにちは、ゆらです。
旅も折り返し地点を過ぎ、Moab最後の日です。前回まではこちらからどうぞ。
Moabは3泊して時間をかけてアーチーズを堪能する予定でしたが、最後の日は北上して、ダイナソー国定公園に向かいます。
ここが、まぁまぁ…いや、かなり遠い。3.5時間もかかるんですよ。ソルトレイクから東に3時間と、どこからもアクセスしにくいところにあります。
苦労してでも辿り着きたいのが、恐竜少年2人(うち一人は大人)
COVID-19の影響で閉まっていたビジターセンターは2日前に再開したので、正直ラッキーだったなぁと思います。
ダイナソー国定公園までの道のりは、コロラド州をかすめて、再度ユタ州に入るルート。そこで絶対写真を撮りたかった超カッコいいウェルカムサインがこちら!!!!
かっこいー!!!
多分ここにしかないはず!すんごいいい!ユタ州、イケてる!ちなみに反対側コロラド州のウェルカムサインは、看板というか…
え…こっちも素敵。国立公園みたいな、オシャレ。カラフルコロラドって、サインは全然カラフルじゃない件も気になる。カリフォルニア州の看板全然味気ないんですよねー花の絵。カリフォルニアは見所が多過ぎて迷っちゃう結果の花なんだろうな、と思うけど。個人的にはユタ州みたいな、州の中でも場所で使い分けてくる感がたまらん。
ふと気になったので、全州のウェルカムサインについて調べてみましたところ、半分以上が地味でした。カリフォルニアの花も愛おしく感じるようになった次第です。
ちなみにウェルカムサインのある道はこんな感じ。
無。すぎて焦る。
ラジオも入らず、寂しく3.5時間かけて到着!
入り口ではステゴサウルスがお出迎え。
なぜステゴサウルスって、ここで発掘されたからのようです。
私のステゴサウルスのイメージは、TDLのウエスタンリバー鉄道に出てきてて、ティラノサウルスに襲われかけてるシーン。あれだよねーと夫に話すと、突然熱弁。
「いや、そもそもステゴサウルスとティラノサウルスは同じ時代に生きてないから。同じ時代だとしたら、アロサウルスだけど、アロサウルスはあんなに大きくないし、何より指の数が3本だからね。ティラノサウルスは2本なんだよ。あんな尻尾ひきずってることもおかしいし。ジュラシックワールド見てみなよ、引きずってないから。正直スプラッシュマウンテンを人種問題で変えるより、あの恐竜を変えるべきだよ」
夫の知識は常識で、私が何も知らないだけかもしれませんが…
君は何の話をしているんだ。
しかしこの日は灼熱だった。Moab3日で一番気温が高く、36度くらい。ビジターセンターはすっごく涼しくて生き返ります。
この国定公園の面積自体はとても大きく、アーチーズの3倍近く。エリアもこんな風にわけているようです。
中でキャンプもできるようですが、マウンテンライオン(ピューマ)がいるから気をつけてという看板を見ました。コロラド州とユタ州にまたがる広大な敷地です。
ここは化石の発掘調査が今現在も行われていて、持ち出しを禁止しているため、自家用車での移動が制限されています。シャトルバスでExhibitまでは行きます。
きちんとコロナ対策がされていて、前後1列は空けて座りますし、毎回必ず消毒していました。まだ再開して3日目だったのもあり、おそらく人は少なめでしたが、それでもかなり並んだ印象。この夏人が増えてきたら大変だろうな…と思いました。
気温が高いので、吹き抜ける風が熱風。
こんな景色!明らかに何か埋まってそうなワクワクするような景色が広がります。
5分もかからず到着しました。
ここは化石の発掘途中をそのまま建物で覆ったという衝撃的な場所。
外からはこんな味気ないのに、中に入るとそのリアルさに圧倒されます。
こりゃ…
見つけた人は度肝抜かれただろうな…
化石だらけなんですよ。特に目立つと感じたのは、やはり尻尾かな。
かっこよくないですか?
これをそのまま展示しようと思ったこと自体が信じられない。あの建物の中に一体幾つの化石が眠っているのか!
正直、恐竜の聖地である、カナダのアルバータ州、ロイヤルティレルに比べると、規模はめっっっちゃ小さいし、見どころはココくらいしかないかもしれない。なので満足度はロイヤルティレルの圧勝です。それは覆せないけど。でもこんな大規模な展示方法は初めて見たし、何より全て本物であることに胸が熱くなります!
恐竜の骨格標本、だいたいレプリカじゃないですか!それが本物…ぞくぞくしません?
アロサウルス。ここから共食いしていたことが分かったそうです。厳しい時代だったんでしょうね。
息子はこのアロサウルスの頭の部分のレプリカを、後でショップで買ってもらい、随分とご満悦。
ここは化石に触れることのできる場所もあります。
みんなが触ってテカテカしてるけど、こんな風に触れるのは貴重な経験。触り終えたらすぐにサニタイザーしますけどね。
アロサウルスのレプリカもきちんとありました。
このまま、また5分かけてバスで帰ることもできますが、せっかくなので1時間弱のトレイルを歩いて帰ることにしました。
スタートが14時半という…歩くなよ〜という時間だったので、ただただ灼熱の記憶しか私にはありません…歩いてる人も本当に少なくて、出会った人は3人だけでした(2人は一緒にスタートしたからほぼみかけることはなかった)
Fossil Discovery Trailは魚、恐竜、貝の化石を見ることができます。さぁ、歩き始めるぞー
日陰はもちろんありません。きちんと水分補給して歩きましょう。すぐに貝の化石にたどり着きました。
え、どれ?
白っぽいブツブツしてるのが、貝の化石。言われないとわからん。しかし暑い。
多分みんな一番見たい恐竜の化石。
これが思ったよりものすごく難しかったんです。全然見つからない…息子が段々不機嫌になる。一応矢印でマークがつけてあるようですが、離れて矢印の場所確認してから近くで見た方が良いと思います。近くで見ると矢印さえ気付けず…分かっていれば、なんで見えないの?くらいにハッキリ書いてある矢印もありますが、消えかけてるのもあるし。あと、貝の後に見たので、あまりのサイズの違いに気付いていなかった、というオチも。
真ん中の太い骨がわかりますか?
わかんなかった、真面目に気付けなかった。気づいた時感動しました。お前ーそんな近くにいたのかぁ!って感じでした。
あと白い矢印でおそらく尻尾か背骨の部分?
さり気なすぎて、分からなくて青い丸で囲っちゃうレベルに見えない。私の目がおかしいのか。
最後の魚の化石ゾーン。
さっぱりどれが魚かわからず。4人で必死に探しましたが、全然見つけられませんでした。てか暑すぎて、そこまで必死に探せなかった部分は否めませんが、本気でわからなかった。
アルバータ州の州立恐竜自然公園というところは、歩くと化石にぶつかる…あの感覚が歩くと蘇ってきましたが、残念なことにここはそんなこともなく、化石は落ちていませんでした。
トレイルの最後のあたりに、また先住民の壁画がありました!
今回の旅は壁画づいてる。でも悲しいことに、ここはこんな貴重な壁画の横に自らの名前を彫った不届き者が何人もいました。
なぜそんなことができるのか。暑さでイライラしてる中、もっと頭に来ちゃったわ!!!
そのあとはビジターセンターに戻り、無事ジュニアレンジャーに認定されました。息子は着いた時からここまでの間ずーーーっとアロサウルスの頭の骨格標本みたいなのが欲しいと、ゴネ続け。$60もするので、今後きちんと日本語の勉強に励むこと、ママと喧嘩しないことを条件に。喧嘩しないは即破られましたけど、勉強は喧嘩しながら頑張ってます!
長くなりましたが、6日目は以上です!
往復7時間かかったのでほぼ車にいたような…いや、今まで見てきたグランドサークルの様々な景色とは違う世界を満喫することが出来ました。
Moabの最後の夜は、Moabのブリュワリーでビールを楽しみました🍻翌日はセドナへ向かいます。
次回また続きます。