ゆらのロサンゼルスばたばたライフ

サンフランシスコからロサンゼルスへお引っ越し。2人の子育て奮闘中。

いざアルカトラズへ

こんにちは、ゆらです。

5歳の娘が〜突然ハイスクールミュージカルにハマってくれたよ〜完全に突然だよ〜母は狙ってないんだよ〜♪
と鼻歌まじりのスキップしたくなるほど、嬉しい。
面白いよね!!!絶対!今更だけどさ!
アメリカでDisney +加入してる方、是非High School Musical: The Musical: The Seriesってクソ長いタイトル観てね!普通に面白い。
あーーーー高校生っていいなぁ!と純粋に思ってしまう作品だわ。歌もオリジナルに引けを取らない、非常に良い仕上がりで。サントラがすり減るほど聴いちゃうよ!
Disney +については、別に記事にしようと思ってたんだけど、もう色々やることあるし、真剣に隅から隅まで見る時間がないから、諦めます!
ただ、やっぱDisney好きな人は加入した方が良い。大人向けのImagineeringとか、いい感じにツボついてきて泣けるー。飽きっぽい子供には短編もあるし、Disney Channelのも観られる(けど最新作はDCのが早いので、そこは住み分けが必要)古いやつとかザワつく。マンダロリアンは2nd Seasonが今から待ちきれんし。
とりあえずHSM The Series(省略)はHSM見たことない人も楽しめるから、オススメです!30分の全10話、2nd Seasonも決定してます。いぇーい。

話が全く違うのですが、そんな浮かれた母は、夫なしで4連休乗り切りました。ひどいよね、なんかSunnyvaleかどこかで泊まり込みの研修?カンファレンス?何か知らんが、非常に迷惑!帰ってこいや!と思いましたが、ダメらしい。アメリカは月曜が祝日だったんですよね。もーやめてよー

というわけで、行ってきました。

アルカトラズ

一度行ってみたかったんですが、わりと歩く…ベビーカー厳しめ。ということで、娘っ子が多少大きくなるのを待つことに。サンフランシスコを去るなら、今しかないだろう!
何度かチャレンジしたことあるけど、1人で子供2人連れて市内ってハードです。なのでやりたくないんだけど、アルカトラズって高いのね!$40くらいする。夫は既に行ってるので、ここはかぁちゃんが奮起して連れて行くー!と予約してました。子供は5歳から有料。
旅行でサンフランシスコにいらっしゃる方、早めに予約した方が良いです。土日とか、祝日があると、1週間前でも満席になってます。オンラインで予約なので簡単。雨さえ降らなければいつでも鬼寒い良いと思いますので、現地に入ってから予約はあまりオススメできません。

フェリーで渡り、帰りのフェリーは好きな時間で帰れます。さっくり見ても2時間はかかると思います。ゆっくりゆっくり楽しんだら、半日滞在も可能。ただ水以外の飲食は禁止なので、お腹が空かなければ。
時期によって違うのかもしれませんが、2月の今は帰りのフェリーは16:30が最後でした。これ乗り遅れたら、どうなるんだろう。
一応ナイトツアーがあるから、夜にまたフェリーが来るので、それで帰れるのかな?私は絶対あんな島に一晩取り残されたくない。

我々の予約は12:30の船。
フェリーから見るサンフランシスコの市内。 本当に綺麗な街です。橋が何本か架かっているのとか、街の起伏があるのとか、ユニークなビルがあったり、すごくすごく魅力的な街です。正直LAはこんな美しさがないので、残念です。橋がある街っていいなぁ。ポートランドも綺麗でした。
フェリーの中では飲食ができます。一応船がつくデッキでも食べられるそうですが、みんなフェリーの中で済ませていました。中でホットドックやコールドサンドイッチ、スナック、ドリンクが売っていました。アルコールは復路のみでの販売だそう。
さて、たった20分足らずで到着! アルカトラズ〜!
まず船を降りると、国立公園管理下なので、レンジャーがいてお立ち台の上でみんなに注意事項などを話します。 ここの下で。
いや、どう考えても気持ち悪い雰囲気がダダ漏れ。苦手な人はまじで無理だろう。
ツアーはいくつか決まった時間にあって、参加できるようですが、ほぼ全員が無料のオーディオツアーに参加していました。マップの一部がこちら。 1のDockで下船して、そのまま左前の建物前でレンジャーの話。それから、右手に向かってまっすぐ進みます。注意事項としては、トイレは2ヶ所のみ。ドック、もしくは丘の上だけ。館内に入るとトイレがないのか!と慌てましたが、一応丘の上が館内から出られるエリアなので、途中トイレ休憩もできます。

すぐにシアターが左にあり、何かやっていましたが時間が余れば見れば良いかと思いスルー。グネグネと坂をスイッチバックしながら登ります。これがまたかなり急で…ベビーカーは多分私は無理だったと思う。歩くの頑張れる子供ならいいけど、すぐ弱音吐く子や、小さい子は無理かと…
8のCell Houseと呼ばれる巨大な建物が、アルカトラズ刑務所です。入り口入ってからオーディオは借りられます。
入るといきなりシャワールームでした。 シャワールームを過ぎてからの無料オーディオレンタル。日本語もあります。ほぼ全員が借りていました。借りないと逆につまらないと思う。
もちろん子供たちは英語をレンタル(娘は日本語が良かったらしいけど、どっちでも大して理解できない気がする)なかなか難しいのは、みんなが同じタイミングで聞かないから、ペースがバラバラになりがちで。ポーズして待ったりを繰り返して館内を見学しました。

あーアルカトラズといえば!これですよ、これ! 3階建ね。1部屋の高さは2メートル強だそうです。頭ぶつけそうになるだろうね、大きめの囚人は。ちなみにここは女性の囚人も看守も存在しなかったらしいです。
部屋はこんな感じ。 どうやって寝るんだ?と思いましたが、ここがたまたまなかったようで、他にベッドが備え付けられていましたのでご安心を。
いや、すんごい居心地悪そうだわ…絶対悪いことしちゃダメだと子供が思ったかは知りませんが、私はあんな小さな部屋に閉じ込められるのは無理だな。

オーディオガイドは面白い。看守役の方が案内してくれるんだけど、かなり芝居染みてて最初はクスクス。途中から慣れるけど、面白いから是非お楽しみに。英語も芝居じみてたのかは謎。
中庭もあります。ここに出られたのは、素行が良い囚人に限るそうです。 囚人の中にはやはり手がつけられない悪いやつがいたようです。(アルカポネ含む。ただ彼は梅毒で頭がおかしくなっていたそう) 彼らの別室もありました。ドアが二重になっていて、閉めると真っ暗で光が入らないそうです。実際は閉めることはあまりなかったようですが。中に入れましたが、気持ち悪くてすぐ出ました。

途中の窓から見るサンフランシスコ。 複雑すぎる。看守は辛かっただろうな…声が聞こえるらしいです、シティーから自由の声が。

あと私が一番ざわついたのは間違い無くここ。 面会場所ですよね。
女性の幽霊の目撃談があるのがココ!
あんまり信じてないけど、気持ち悪いよ、やっぱり。だからあまり真剣に見ないでスルー。やっぱり信じちゃう自分。

写真撮らなかったんですが、脱獄騒ぎの最後、米軍が投げ入れた手榴弾が爆発した痕もありましたし。その脱獄騒ぎの時に一部屋に閉じ込められた看守たちが撃たれて亡くなった部屋もありました。
いや…
写真とか撮る気になれませんよ…

看守たちのコントロールルームを抜けると、先ほど述べた丘の上のトイレがある広場に出ました。とてもお天気が良くて、絶景。 サンフランシスコー寂しくなるよーLAからも遊びにくるからねーーー。日本から行くかは知らないけど。

ゴールデンゲートもバッチリ綺麗に。 こんなに絶景に囲まれているのに、まさかの刑務所なんだから凄いよね。贅沢なんだけど、逆にものすごい苦境すぎるよね。
ふと下を見下ろすと、野鳥がいる緑が広がっていました。 そしてまたこの緑の入り口から館内に戻ります。 この辺りは映画の「ザ・ロック」で出てきた灯台がありまして、息子と少し盛り上がりました。
アルカトラズに行くなら、と友人が貸してくれたのです。いや、見て良かったけど、ここの地下はまさか…?と思わずにいられなかった。
時間があれば、イーストウッドアルカトラズからの脱出も見たかったんだけど。準備万端で行く人は2本見るのかな?

アルカトラズ刑務所はわずか30年弱しか刑務所としての機能はありませんでした。その間、唯一脱獄に成功した3人がいます。入念に2年ほどかけて脱獄を計画した結果、見事成功。遺体も見つかっていないので、未だに指名手配されているのですが、既にかなりの高齢のため、亡くなっているかもしれませんね。もしくはブラジルに在命しているかもしれないと。面白いので気になる方はググってみてください。 不気味な頭のマネキンを自分のダミーとして、朝まで気付かれないようにして、スプーンで穴を掘って脱獄。凄い執念としか思えない。

最後に食堂を見学。 怖いわ、もう色々。

オーディオツアー自体は1時間弱でした。最後にお土産を買い(マグネット収集)フェリーで帰りました。3時間も島にいたのは何故だろう。何してたんだろう。ちなみに建物の周りにはトレイルもあるようなので、時間と体力があれば散歩するのは良いでしょうね。なにせ周りは素晴らしい景色です。 フェリーの上から最後にアルカトラズを見ました。 予想よりずっと楽しかった!私は戦争関係はとてつもなく暗い気持ちになるのですが、ここはただ雰囲気が鬱で気持ち悪くて、自分は道を踏み外さないように、とひたすら思った、ある意味前向きな気がします。サンフランシスコにいらした際は、是非行ってみてください。


最後に残念なオチをつけるとしたら、SF観光のど定番と思い、アルカトラズのあとにBoudinでクラムチャウダーGhirardelliでアイスクリーム(私はココア)を楽しみましたが…どっちもLAにあるんだよね〜(Boudinは南の方だけど)食べ物に関しては、ほんっとLAは何でもある!と改めて思いました。

サンフランシスコ・ベイエリア、引っ越しまであとちょうど2週間。信じられません。

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