ゆらのロサンゼルスばたばたライフ

サンフランシスコからロサンゼルスへお引っ越し。2人の子育て奮闘中。

グランドサークルの旅〜アーチーズ②

こんにちは、ゆらです。

今すごい彗星近いって知ってました?ネオワイズ彗星って。あれが地球に近いらしく、日没後すぐと日の出前に見られるらしいです。今ブライスキャニオンとは言わないから、国立公園泊まってたら絶対見える気がする!というのも、近くのビーチに日没後を狙ってみに行ったら、やっぱり明るすぎて…その場にいた天文オタクみたいな若いグループに話を聞くと、肉眼ではかなり厳しいそう…結局素晴らしい空を楽しめました。 f:id:yura-mama:20200721030849j:plain 昼と夜の色が混ざり合う瞬間はすぐに変化して、とても素晴らしい時の連続。特に水平線とのコントラストがまた美しくて、心が洗われます。
国立公園もすごくいいけど、こういう身近な美しさに触れる機会も大事だと思います。日頃の疲れが抜けるように感じる空の色でした。

さて、グランドサークル、アーチーズの続きです。前回はこちらからどうぞ。 旅の5日目、今回の旅で一番楽しみにしていた、アーチーズ国立公園のデリケートアーチ!!!
ユタのライセンスプレートになるほどのシンボル的な存在。ここのトレイルは往復で5キロ弱、時間は2〜3時間かかります。愛読書の地球の歩き方には、トレイルレベルは中級でしたが、国立公園でもらえるマップには、上級を意味するDifficultに分類されています。Difficultなトレイルを歩いた経験はなく、5歳の娘を連れて最後まで行けるのか不安で前日少し悩みましたが、やはりどうしても行きたかった、この目で見たかった!というわけで、朝9:30からスタート。
もっと早く行きたかったけど、早起きできない私たち。

パーキングにはトイレがあるので、済ませてから出発!最初は楽な道が続きます。 f:id:yura-mama:20200721040427j:plain 歩きやすく、ほぼ平坦です。ただ見ての通り日陰はなし。9:30の時点でかなり暑い。この日は最高気温34度のため、多分この頃は30度くらいだったと…日差しが強いので、もっと暑く感じます。
これでも気温は低め。次の週はずっと最高気温38度とかだったんです。友人がたまたま1週間後に行っていますが、デリケートアーチのトレイル始まった直後、6歳の娘がぶっ倒れて、最初から最後までパパが運び死ぬかと思ったそうです。なぜやめなかったんだ…

平坦な道から、緩やかな登り坂になります。 f:id:yura-mama:20200721040612j:plain 登りやすいように目印や小さな看板があります。 f:id:yura-mama:20200721040721j:plain どうにか日陰を求めて歩き続けること1時間ほど。 f:id:yura-mama:20200721040800j:plain 少し足場が狭くなり… f:id:yura-mama:20200721040912j:plain 冬は凍結して滑りやすくなりそうで怖い。

突如姿を現したデリケートアーチ。 f:id:yura-mama:20200721040949j:plain 感動のあまり声は出ず(疲労?)ただ息を飲み、その凄まじい存在感に圧倒されました。
ここの鳥肌ポイントは、最後まで姿を見せてくれないこと。普通これだけの大きさだと、途中から見えてきて、あれを目指すぞー!ってなりがちなのに、デリケートアーチは全く見えない。最後岩が切れたとき、やっと目の前に現れるんです。
完璧なアーチ、自然が作る芸術。そこで今まで何を見守ってきたのか、孤独にも感じるデリケートアーチ。
ユタのシンボル的な存在な理由は、初めてこの目で見た時わかった気がしました。
必死に歩いてきてよかった…!帰りもあるけど!
感動からその場に座り込み、しばし無言で眺めていました。

せっかくだから近くに行って写真撮ろう!と近づくとラインが出来ていたので並ぶ。前後の人で写真の撮り合いっこ。

しかしこの時デリケートアーチにいた人たち、ほぼ全員の注目を集め、何ならアーチより目立っていた人がいた…! f:id:yura-mama:20200721042042j:plain


え?
え??
ボバフェットじゃね???


これ着て登ったの?!うそでしょ!どんだけ暑いか!頭は外してるよね???とかもう私大爆笑。
息子2人(推定年齢14歳と10歳)が超優秀アシスタントとカメラマンになり、完璧な写真を撮りまくる! f:id:yura-mama:20200721042435j:plain 私も便乗。
ちなみに奥さんは荷物持ち。夫が「すごいなぁ…よく離婚しないなぁ」って思わず言うほど、奥さんの強靭な精神力と体力に脱帽しました。息子二人も超しっかりしてるし。ちなみに帰りのタイミング同じだったので、見てましたが、ヘルメットはほぼ着けたまま、背中のジェットパックみたいなのと、武器は外して、よくアメリカの親子連れが持ってる引っ張るワゴンで荷物運搬。ワゴンは息子担当で、奥さんは巨大なバックパックを背負ってる。ボバフェット(父)は視界が遮られているし、暑いし、重いから、自分だけ。
デリケートアーチの素晴らしき思い出の半分以上、ボバフェットに持ってかれた感は否めません。スターウォーズ好きな我々はかなりの興奮でしたねぇ!そういう星に降り立ったボバフェットにしか見えない!
オタクの息子は「靴が違う」と厳しい指摘。

しかしデリケートアーチ、本当よかった! f:id:yura-mama:20200721043603j:plain

帰り道はさらに気温が上がり、過酷…今回ただの水ではなく、これを旅の前にホールフーズで買っていき、Moabから最後まで大活躍させました。 f:id:yura-mama:20200721043804j:plain 500ミリの水に1つタブレットを溶かすと、スポーツドリンクに早変わり!
味の種類も多く迷います。1つに10タブレット入っていて、$5〜7くらいなので、お財布にも優しいし、アメリカの変な色のスポーツドリンクは飲みたくない私には最高!肝心の味は決して美味しくないですが、甘さは控えめです。レモンの方が美味しかったかな…
タブレットの真ん中に線が入っているので、そこでパキッと折って(力は必要)そのままペットボトルに入れられるので便利でした。エコでないので私はいつも旅行は水筒ですが、水筒自体が重いので今回はペットボトルにしました。ちなみに1ガロン(大体3.785リットル)の大きいサイズと、1リットルを6本、500ミリを24本を持って行きましたが、この日になくなり、Moabのグロッサリーストアで追加購入。

「暑くてもう歩けないー
誰がこんなとこに来たいって言ったんだー
ママのために来てやったんだー
感謝しろー」
とかふざけたことを言い始めた息子(8歳)に、さすがに頭にきました。
本当ならこの日の午後はホテルに戻ってゆっくりするか、30分くらい車を走らせてお隣にあるキャニオンランズ国立公園に行く予定でした。
が、恐竜大好きな我が家の男性陣。
2年前夫の思いつきで、車で24時間かけてカナダのアルバータ州にあるロイヤルティレル古生物博物館に行ったんです。
Moabから3時間半かかるところに、ダイナソー国定公園という名前だけで夫と息子の血が騒ぐような場所があることに気付いていた私。残念ながらずっとビジターセンターとExhibit Hallは閉まっていて、やってないと意味ないねーと話していました。
が、まさかのMoab入りしたその日(つまりこのデリケートアーチに行った前の日)から再開。
ゆっくり時間をかけてみる予定のアーチーズは、一番見たかったデリケートアーチが見れればいい!ということで、色々はしょることにして、翌日1日かけてダイナソーに行くことになりました。

というわけで、デリケートアーチの後、正直暑さもだけど5キロ歩いてるから、素晴らしい疲労感でクーラーのきいた部屋で昼寝したいところを我慢し、もう一発アーチを見に行くことにしたのです。それを知った息子の先程の暴言。
わーたーしーはぁ!恐竜なんか興味ないんだよぉ!あんたらのために明日1日かけるんだよ!黙ってついてこいや!
と怒鳴り返したいのをギリギリ我慢して(いや…出来てなかったかも?)最後まで歩きました。
ちなみにデリケートアーチのトレイル、始まってすぐ5分くらいのところに分岐点があり、横にそれると先住民の壁画が見られます。行きは急いだので、帰りに見てきました!
子供達は限界で見に行ってくれませんでしたが、素晴らしかった! f:id:yura-mama:20200721050549j:plain 昨日のキャピトルリーフより鮮明。きちんとどちらも説明読んでないので、時代が違うのかもしれませんが、考えられないほどハッキリ描かれている馬に乗った人や、山羊らしき姿。これはスルーしないで見る価値がある!疲れてると思うけど是非見てほしいです。もちろん出発直後の元気な内に見てもいいと思います。

アーチーズは宿泊施設も食べ物を売っている場所もレストランもありません。自分で園外で調達が必要。ホテルで作ってきたおにぎりと、朝食の時にもらってきたベーグルをパーキングで食べ、次の目的地へ向かいます! f:id:yura-mama:20200721052813g:plain 最終地、Devil's Gardenへ来ました。 f:id:yura-mama:20200721052844j:plain ここはいくつかのトレイルが組み合わせになっていて、途中のLandscape Archまでは初級。大体往復1時間くらいです。その先のDouble O Archは一気にレベルが上がり、上級に。経験者のレビューを行く前に読むと、デリケートアーチよりよほど怖かった、高所恐怖症の人は無理、風に煽られて落ちそうだった、など…というわけで、元からランドスケープアーチまでしか行くつもりはありませんでした。
ランドスケープアーチはデリケートアーチと並ぶ、アーチーズの看板的な存在。アーチーズの写真として選ばれていることも、とても多く、実物を是非みたかった!
このトレイル、ランドスケープアーチまで寄り道せずに行ったら大したことない道なのですが、途中のTunnel ArchとPine Tree Archを見る場合、ループ出来ないので、ただ行って帰ってくるだけ。疲れ具合によりますが、私たちは全員疲労困憊していたので、本来行く必要はなかった!
Pine Tree Arch f:id:yura-mama:20200721053835j:plain あ…
あぁ…
そうだね…真ん中に松の木が生えてるね…
以上。
余計疲れたし、なんかアーチに見慣れてきたのもあり、まじで行かなければよかった!真っ直ぐランドスケープアーチだけ目指せばよかった!
子供達がこんなに限界を迎えるようになるなら、松の木は捨てるべきだったと激しく後悔しました。
元気なら見に行っていいと思いますが、なかなかの坂でした。

ランドスケープアーチが見えてきた時はゴールが見えた安堵感満載。 f:id:yura-mama:20200721054059j:plain 本当はアーチの下まで行きたかったけど、このアーチは最も狭いところが幅6フィート厚みも11フィートしかなく、いつ崩れてもおかしくないため、下には行けなくなっているそうです。
知らなかったら進んでたかもしれん、よかった…
北米最大の長さを誇る、ランドスケープアーチ。いつ崩れてもおかしくない、自然美の儚さ。

もっと近くで見たかった…!

子供と夫を放置してもっと進めばよかった…と今更後悔…でもあの時は耐え難いほどの灼熱の太陽、気温、激しい疲労に車に帰る体力を残すことで精一杯でした。娘は夫に引きずられるように最後まで頑張りました。 f:id:yura-mama:20200721054535j:plain 頑張ったね…!つらかったね。。。ママもだよ。

2本連続は厳しかった〜オススメとしては、やはり一度園を出て、休憩して夕飯後に運動がてらトレイルを歩くのがベストだったかもしれません。特にデリケートアーチは夕暮れ時が一番美しいらしいし。いやー疲れた!

長くなってしまいました。続きはまた今度。

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グランドサークルの旅〜アーチーズ①

こんにちは、ゆらです。

憧れのアーチーズ国立公園に着いた続きです。
前回はこちらからどうぞ。
ビジターセンターで綺麗なトイレを利用し、まずは1つ目のポイントに向かいます!イェーイ。アーチーズのマップはこちらです。 f:id:yura-mama:20200719042906g:plain こちら より頂きました。

アーチーズもザイオンブライスキャニオンと似て、そこまで広大ではなく、コンパクトにわかりやすい作りになっていると感じました。
改めてイエローストーンって凄かったな…(白目)
ちなみにアーチーズの約29倍の面積があるらしい。

ビジターセンターから一番奥のキャンプグラウンド(Devil's Garden)までは片道30分かかります。

ちょうど国立公園の真ん中あたり、東に曲がるとThe Windows Selectionがあります。ここは有名なアーチがいくつか見られるトレイルが2つあり、どちらも往復30分ほどの初級トレイルですので、おすすめです。33度と気温は高くても、何とかなるような気がしました。日陰はほぼありません。

有名なバランスロックを過ぎてすぐに右折して少し走るとパーキングに着きます。 f:id:yura-mama:20200715050724j:plain そこを中心に2つのトレイルを歩くとアーチを見ることができます。
まず初めに見えているのが、North Windowです。 f:id:yura-mama:20200715050854j:plain 振り返って見ると、Turret Archが見えます。 f:id:yura-mama:20200715050953j:plain 何故か息子と娘がヤル気をだし、North Windowの下まで登りました。 f:id:yura-mama:20200715051027j:plain アーチの下に立ち、その向こう側を見るのはとても爽快な気持ちです。 f:id:yura-mama:20200715051114j:plain どんどん登る息子を見守る夫。足場は良いわけではないですが、息子はひょいひょい登っていき、私の方が「きっと下りられない」と諦めるくらい…子供はすごいなぁ…

North Windowの横にはSouth Windowがあります。Southは近くまで行きませんでしたが、Turret Archに行く時、振り返ると2つが同時に見えます。 f:id:yura-mama:20200718040326j:plain メガネに見えませんか?
真ん中鼻絶対あるよね。面白い!

Turret ArchはさっきのNorth Windowより少し傾斜がキツかったのですが、アーチの先を見たい息子と娘がこの旅一番のやる気を見せ、登る!ついていくのに精一杯。 f:id:yura-mama:20200718043121j:plain 真ん中の3つの人影が私たちです。夫は登らず下から撮影。
登るのは楽ですが、降りるのは少し怖いです。向こうの景色はどんな風なのか…実際見るのと写真では違いますので、行かれた方は是非ご自身で堪能してください!

パーキングに戻り、次は反対側のDouble Archへ向かいます。 f:id:yura-mama:20200718043341j:plain f:id:yura-mama:20200718043344j:plain こちらはループしていないので、行って帰ってきます。ここの看板を見て衝撃。
1日4リットルの水を持っていくように、と。
よ…よんりっとる!!!!!
子供のを入れると大人は1人で8リットル!
は?!無理!
ま、これは1日ですから。トレイル1本歩くのにかかる時間、歩く時間帯によって水の量は変わるかと思います。ですが、16時台にたった30分歩くだけで、私は1リットル近く飲みました。乾燥してるし、とにかく日差しが強くて喉が渇きます。地面からの照り返しもかなりあると感じました。
あっという間にDouble Archが見えてきた! f:id:yura-mama:20200718043829j:plain ここのアーチが珍しいのは、1箇所からアーチが2つに分かれ、Yの字になっていること。
上を見上げてその不思議な光景、なんとも言えない感覚に襲われました。 f:id:yura-mama:20200718043951j:plain ここのアーチも何故かみんな登る。みんな上に行きたいんだなぁ。 f:id:yura-mama:20200718074237j:plain ピンクの帽子が娘。息子は夫と随分先に行ってしまっています。

娘はとっても頑張り屋さんで、どんなに歩いてもほぼ文句は言わずに最後まで歩きます。
それでも彼女は暑さにはめっぽう弱かった。いつもと違って文句止まらず。暑いと体力気力奪われる〜

17時過ぎにアーチーズを、後にしてMoabのホテルにチェックイン。悲しいことに夫が19時からミーティングをしないといけず、その間子供達を連れて夕飯に行くか、プールで遊ばせるかの二択でした。
3人でご飯食べに行くのも大変だし(私が)部屋で持ってきたカップラーメンやらカレーを食べてプールで遊びました。
いつも寝るだけだからプールなんて初めて利用しました。 f:id:yura-mama:20200718075035j:plain こういう時、ヒルトン系マリオット系の少し高いホテルだったらプールも豪華なんだけど、それ目的じゃないしね。Moabは19時過ぎても25度以上ありましたが、さすがにプールは寒いそうでホットタブで主に遊ぶこと1.5時間。

母は見守るだけだけど疲れたな。


そう、Moabはチェックインの際に言われたのですが、特に害はないようですが、Moab特有のBug、虫が出ます…と。わざわざその写真と実際の虫まで見せてくれましたが、見た目はいわゆるベッドバグ、南京虫によく似ています。見た目でベッドバグと勘違いした私は一瞬躊躇しましたが、その私のリアクションを見てフロントの方は察したようで「安心して、ベッドバグじゃないから!うちにベッドバグはいないよ!」
実際3泊した内、10匹以上見かけました。不快で数匹はプチっとな。ただ別に飛ばないし、天井を歩いてたりするのを見かけるだけなので、気にならない人がほとんどでしょうが…
虫嫌いの私は部屋ではいつもキラリと目を光らせてしまうのでした。

さて、明日はアーチーズで一番行きたかった、Delicate Archに行きます!暑いと歩けなくなるので、朝なるべく早く(と言っても全然起きられないから9時までに出たいレベル)行きたいので、早めに就寝しました。
翌日はまた次回書きます。

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グランドサークルの旅〜キャピトルリーフ

こんにちは、ゆらです。

旅行記、4日目。スタートはブライスキャニオンです。ここから5時間弱で次の目的地、Moabへ向かいます。前回はこちらからどうぞ。 朝9時過ぎ、まだブライスキャニオンの気温は低く、車に荷物を積む少しの間で、何だか冬の朝の空気の匂いがしました。
あーThors Hammerとプレーリードッグが心残りだぁ〜と思いながらブライスキャニオンを後にしようとしたその時。運転している夫が、蛇に続き叫びました。
「わっ!なんか横切ってる!」
そう、目の前を横切ったのは…


プレーリードッグ!!!


ついに出会えた!
轢かれんぞ、くらいのんびり道を渡り、低い草地の中でピョンと立つ姿…
か…可愛すぎる…!!!
一同大感動!
…と思ったら娘、目の前につけているDVDでスポンジボブに夢中。アンター!!!むしろ君が一番見逃しちゃダメなんだよー!プレーリードッグのぬいぐるみ抱えて何やってんのー!
結果…娘、スポンジボブ>>>プレーリードッグ
…次は動物園行こか。

さて、Moabという街はユタの東、コロラド州にほど近い場所にあります。この小さな街がたくさんの観光客で溢れる理由は、宿泊施設を持たない(正確にはキャンプは可能)アーチーズ国立公園まで10分ほどで到着する、大変便利なところにあるからです。アーチーズに来る人は、Moabにあるホテル・モーテルに泊まります。園外だから値段も安いし、かなりの軒数ありました。

Moabまでは4時間半弱。まっすぐ向かってもいいのですが、30分ほど時間を割けば、キャピトルリーフ国立公園へ寄れるので、我々は寄り道して5時間ほどのドライブを楽しむことに決めました。 f:id:yura-mama:20200714113227p:plain キャピトルリーフとブライスキャニオンはそれほど離れていませんが、峠を越えないといけないので、時間がなかなかかかります。でもそこまでの道のり、U-12が、Scenic Bywayと呼ばれる、絶景のドライブコースを通れます!
結構色んなところにあるそうな、Scenic Byway、なかなかつまらない道も残念ながらあるそうです。が!このUtah12は評判が良く、たしかに素晴らしかった!わざわざ見に行くほどではないと思いますが、たった2時間半の間に大地が大きく変わるのを見るのは全く退屈せず、アメリカってとにかく広い!と感じる道でした。

ブライスキャニオンを出たばかりはこんな景色。 f:id:yura-mama:20200714114415j:plain それが1時間も経たずして、急に f:id:yura-mama:20200714114506j:plain ここは広大すぎてほぼ未開らしく、トレイルなども殆どないそう。見渡す限りこんな景色が広がっていました。
また1時間経たずして f:id:yura-mama:20200714114728j:plain 森林!さっきまでこんな背の高い木はなかったのに、いつの間に⁈と驚きが隠せません。
このドライブウェイは退屈する暇もなく、ユタの大地の魅力をまた見ることができました!

そうこうしている内にキャピトルリーフに到着。 f:id:yura-mama:20200714114858j:plain ここは愛読書を読んでも、どこに行けば良いのか分からない場所でした。多分行く人自体少ないんだろう…
ビジターセンターに着いたのは12時5分前。中に入り、ジュニアレンジャーの本を貰い、店の中を見ていると衝撃的なアナウンスが入りました。
「ビジターセンターはあと2〜3分で閉まります。簡単な質問は今すぐレンジャーに聞いてください。お買い物は今か1時間後に戻ってきてください」

えーっっっ!
まさかの1時間のお昼休憩ーっっっ!
COVID-19のため、限られた人数で清掃を行うため、と言ってましたが…
いや、昼ごはん食べんだよね、人員タイトだろうし。

やっつけでマグネットと絵葉書を購入。1時間の間にジュニアレンジャーの本を仕上げるぞ!と一緒に車の中で始めましたが。
まぁまぁ難しいーっっっ!
と突然超焦って必死に仕上げるのを手伝う親。なぜ…

せっかくだから何か見よう!と、先住民の壁画を見に行きました。 f:id:yura-mama:20200714115734j:plain この岩のどこかに壁画が…! f:id:yura-mama:20200714115751j:plain 見つけた時、感動してフルフルしました。
先住民ですよ…?その絵がここに残ってるなんて、感動以外うまく言えない。なんかロマンを感じません?

キャピトルリーフはオフロードが多いので(メインのU-24は普通の道です)結局入れるところが少ない印象。他にはない面白いことは、モルモン教の開拓者達の納屋や学校が残されていること。また、果樹園が継続されていて、収穫OKと表示があればお金を払って自由にフルーツを採れるとのこと。
息子大喜びで果樹園に向かいます。 f:id:yura-mama:20200714120302j:plain これ本物だからすごいなぁ…残ってるんだもんな…
そして肝心の果樹園…

Closed!!!

ま…なんとなく予想はしてましたけどね。コロナのせいだと思います。はっきり言って。残念!

隣の公園はキャンプ客が集まったり、ただ本読んでる人がいたり、ある意味国立公園らしからぬ癒し空間でした。 f:id:yura-mama:20200714120440j:plain ビジターセンターに戻り、無事ジュニアレンジャーに認定され、キャピトルリーフを後にしました。
とっても綺麗な国立公園でしたが…
普通の車の人は半日かからないで見られると思います。SUVか、まじめに4WDがないといけないようなオフロードがかなりあるようです。
国立公園の先生みたいな息子の友達のパパがいるのですが、彼に言われたんですよね。
「Forget about Capitol Reel」と。
行かなくて良かったとはいいませんが、時間がない時はフォーゲットしてもいいな、と思ってしまった…ごめんなさい。

そこからまた2時間半くらいかけて、アーチーズ国立公園に向かいます。私は夫の運転の横でぐーぐー爆睡してアーチーズに備えます。
子供達はスポンジボブでしっかり起きているのに、私は寝落ち…夫に申し訳。

あぁぁぁぁぁぁ。
アーチーズ国立公園!今回グランドサークル行くか、と思ったのは、紛れもなく、アーチーズのため。アーチーズに行きたかったんです、どうしても!
ユタの車のナンバープレート。 f:id:yura-mama:20200714133850p:plain DMVのサイトより頂きました。

このアーチがどうしても見たかった!
アーチーズは歩きたいトレイルが何本もあったので、丸2日くらいあってもよかったです。我々はこの移動日と、翌日の昼過ぎまでアーチーズにはいました。もっと見たかった!やっぱキャピトルリーフForgetすりゃよかったかなーでもアーチーズの夏は過酷。我々が行った時は、33度くらいまでだったので何とかなりましたが、その後ずっと36〜39度…さっ…39度!死ねと言っているのか!
ザイオン付近よりも格段に気温が高く、リアルに生死に関わるので、歩ける時間は限られています。
冬は寒く、地面が凍結しているため、事故もあり、半年前の昨年末、日本人のご夫婦が滑落して亡くなっています。岩がゴツゴツというより、わりと滑らかなので滑ったらそのまま落ちてしまうんでしょうね。
うちの車だと冬は無理だし、子供がいて足場が凍っているとか恐ろしくてとても行けないので、夏の超高気温に挑むことにしました。
ま…結論から申し上げまして。33度はギリギリです。倒れるほどではありませんでしたが、これ以上高くなったら絶対歩けない。30分も歩けない。
アーチーズに夏に行く方は、時間に余裕を持ち、気温が高い時間をどうにか避けるプランを立てる方が良いと思います。

さて、憧れのアーチーズ! f:id:yura-mama:20200714135255j:plain ちなみにこれを撮ったのは3日後の朝9時くらい。太陽の加減で虹が写ってて幻想的。

ビジターセンターがまさかの16時までの縮小営業。急いで買い物して、ジュニアレンジャーブックを受け取ります。ここはまたビジターセンターに戻ってこない対策からの、バッヂは事前に親に渡してくれました。
アーチーズ国立公園は人気が近年うなぎのぼりらしく、たしかに混雑していました。正直シャトルが動いてないザイオンよりも混んでいましたね。アーチーズは車がないと絶対まわれない!駐車場を探すのに苦労することはありませんでしたので、普段よりは空いているように思えましたが、それでも車の多さに驚きました。

続きはまた次回に書きます。

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グランドサークルの旅〜ブライスキャニオン②

こんにちは、ゆらです。

ブライスキャニオンの続きです。前回はこちらからどうぞ。 トレイルを歩いたのは結局1.5時間ほどでした。ですが、Navajo Loopを歩く元気は残っていないので、少し早いですがチェックインできるか聞きに行きました。と、その時!珍しく夫が「うぉっ!!!」と叫びました。 f:id:yura-mama:20200713074324j:plain

ヘビー!!!!

長い!
自然界に生息していて蛇を見かけたことはなかったので!落ち着け、日本語おかしくなってるぞ。
いや、グランドティトンでみたけど、やつはミミズに毛が生えた感じの赤ちゃんだったんだ!だから落ち着け。
Wildな蛇なんて初めて見たよー怖!!!毒とかない蛇でありますように…歩くのが今後怖くなっちゃう。

蛇なんているんだね、とビクビクしながらロッジに到着。 f:id:yura-mama:20200713074722j:plain こじんまりしていて居心地よさそう。レストランもありますが、togoのみでした。
チェックインは16時からで、14時半は早かったのですが、もうお部屋はできてますと、案内してもらえました。

なんと…

スイートにアップグレードされた!

キャビンがメンテナンスでいくつか泊まれないらしい。ちなみに私が予約したのは3月だったんですが、本来なら1年前から埋まる人気のロッジらしいです。
キャビンが嫌いな息子は大喜び! エレベーターはもちろんないけど、2階のフロントの上のお部屋。 f:id:yura-mama:20200714051317p:plain f:id:yura-mama:20200713075036j:plain 天井は低めで、温かみのある室内です。
息子大喜び!キングサイズとソファベッドがあり、一人でソファベッドで眠れることに夫大喜び!
キャビンと比べてやっぱり小綺麗。まぁみんな満足でよかった。

私が荷ほどきをしている間に子供たちはジュニアレンジャーブックを完成させました。ビジターセンターが閉まるのが早いので、何よりも先に済ませたかった! f:id:yura-mama:20200713075827j:plain よかったね!!! f:id:yura-mama:20200713075940j:plain 半年前のDeath Valleyでのバッヂはプラスチックでしたが、今回から木製に変わってました。この方が味があっていいな〜と。
ちなみに娘が抱えているのは、今買ってもらった瞬間の、ユタ・プレーリードッグ
絶滅の危機ですが、ブライスキャニオンには生息しているため、比較的見やすい…とのことですが、この時点で見かけることはなく。プレーリードッグCrossingの看板も道路標識であるから、本当にいるんだろうけどー見たいなーすんごい可愛いと思うんだよね、プレーリードッグ
このぬいぐるみは$30で、プレーリードッグ保護活動へ寄付されるそうです。

この後はブライスキャニオンの一番奥地まで車で行きます。 f:id:yura-mama:20200713080445j:plain Rainbow Pointはビジターセンターからは大体片道30分くらい。シャトルバスはRainbow Pointまでいきませんが、予約すれば1日本数限定で行けるそう。まぁ大体の人が車持ってるだろうから、よっぽど混んでて駐車場がない!とかじゃない限り問題ないと思います。ブライスキャニオンは空いてたし、Rainbow Pointまで行く人自体が少なく、がらっがらでした。 f:id:yura-mama:20200713080718j:plain Elevation9115ft = 約2778m
まぁまぁ、高いですよね。
だから冬の寒さも厳しい。雪化粧したブライスキャニオンはさぞ綺麗でしょうね。 f:id:yura-mama:20200713081356j:plain ここからは全体が見渡せます。すごく遠くに昼に歩いたトレイルがあるのかなー?

この後はNatural Bridgeへ寄りました。 f:id:yura-mama:20200713081526j:plain 岩がアーチになっているんですね。 f:id:yura-mama:20200713081523j:plain アーチと呼ぶか、ブリッジと呼ぶか。きちんと学術的な区分けがあるそうです。ま…結局どちらも穴が開いてて向こうが見える。ごめんなさい、そんな程度。
こういう少しでも何かあれば崩れちゃうだろう、ギリギリの自然の造形美はどこでも見られるものではないので、貴重だと思います。

18時すぎに一度園外に出て、夕飯はRuby's Innにあるレストランでステーキを(また)頂きました。 f:id:yura-mama:20200713081844j:plain サラダバーがついているので、たっぷりサラダも。新鮮とはいえないサラダでしたけどね。野菜不足するから別にいい!
このホテルはグロッサリーストアも、ブックストアも、洋服も、マジでなんでも売ってました。もちろんガソリンも入れられる。ここが最寄りで、次の街に行くには30分また車を走らせないといけないので、ブライスキャニオンに行くならここしか無い!

夕飯の後は最後に見ておきたいポイント。Bryce Pointです。 f:id:yura-mama:20200713082131j:plain 有名なのが、アリゲーターが寝そべっている岩。 f:id:yura-mama:20200713082154j:plain どれかお分かりですか?写真中央やや下、白っぽいところがアリゲーター
こういう自然のものを何かに例えるのは、大体が
「…まぁ見えなくはない。イマジネーションの塊だな」
と汚れた心の私は思うので、あえてアリゲーターは伏せて、息子に問題を出してみたのです。
「この景色の中に何か動物がいます!」と。
秒で「Crocodile」と答えましたねー
心が汚れてないと、きちんとワニに見えるんだなぁ。
横を見ると、まださっきのNavajo Loopあたりを歩いている人が見えました。 f:id:yura-mama:20200713082608j:plain あんな下まで歩いたんだ!と思うと、かなり高揚する瞬間。丸2週間たった今、写真を見るだけでまた歩きたいと思える不思議な魅力。あんなに上り切るのに命がけだったのに!
最後はInspiration Pointへ。 f:id:yura-mama:20200713082911j:plain ここはパーキングから少し坂を上ります。大体5〜10分ですので、もしトイレに行きたければ先にパーキングにあるトイレに行っていく方がいいと思います。途中引き返すのは嫌になる。 f:id:yura-mama:20200713083106j:plain めちゃくちゃいい景色!時間がなければここだけでもいいくらい。無限に思えるほどのフードゥーの数々を上から見下ろすことができて、絶景の一言。
いろんな国立公園にある、インスピレーションポイント、大体裏切らないですね。
素晴らしい国立公園でした。ザイオン行ったら是非足を伸ばしてもらいたい!岩ってひとまとめにしてごめんなさい。

さてブライスキャニオンといえば星空が綺麗だそう。なので、シャワーも浴び終わった夜、23時前にもう一度全員で崖まで行って星空を眺めに行きました。蛇を昼間見かけているから、そりゃービビりまくり。

残念ながら月明かりが明るすぎて、星空はテキサスのグアダルーペ山脈国立公園付近で見た、新月の星空を越えることはできませんでしたが、月明かりに照らされたフードゥーはまた格別。
iPhone撮影なので、イマイチですが、雰囲気が伝わると嬉しいです。 f:id:yura-mama:20200713083556j:plain めちゃくちゃ綺麗だった。しかし死ぬほど寒かった!ウルトラライトダウン着てるけど、10度切るとやっぱり寒い〜
毎晩のことですが、本当によく眠れました。ベッドの寝心地はよく、きっとキャビンよりスイートは違うんだろうと思いました。

翌日は少し長時間ドライブで、アーチーズ国立公園の玄関となるMoabに向かいます。

続きはまた次回書きます。

Ruby's Inn Cowboy's Buffet & Steak Room
26 South Main Street, Bryce Canyon City, UT 84764
(866) 866-6616
https://goo.gl/maps/q2i16XnQUv8cfSLp7

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グランドサークルの旅〜ブライスキャニオン①

こんにちは、ゆらです。

気がついたらザイオン行って既に2週間が経過している…時が経つのは早い。あっという間に本帰国になりそう…

さて、旅3日目、ブライスキャニオン国立公園へ向かいます。前回はこちらからどうぞ。 ザイオンブライスキャニオンはお隣同士って感じで、たった1時間半で着きます。なので組み合わせて行く人が多いようです。ですが、ザイオンほどの賑わいもなく、とてもコンパクトな国立公園ですので人混みはほぼありませんでした。ソーシャルディスタンス保ちまくれます。
ブライスキャニオンは中にロッジがザイオンと同様ありますので、そこに1泊します。もちろん安定のキャビンをとっています。
息子は虫とか嫌いなので、キャビンが大嫌いなんですが(誤解のないように言いますが、虫とか出ませんよ?クモはいるけど)私はキャビンなんて泊まる機会なかなかないから、選べるならキャビンを選択してきました。ブライスキャニオンは特に、全米有数の星空が綺麗な場所なので、キャビン一択。

ブライスキャニオンは一部のキャンプグラウンドを除き、全て再開しています。なんとレンジャーのツアーまで再開している。シャトルバスも走っている。普段と変わらないようです。みんながマスクをしている以外。

こちらがブライスキャニオンのマップです。NPSのHPからダウンロード可能です。 f:id:yura-mama:20200712051250j:plain https://www.nps.gov/brca/planyourvisit/upload/2018-Bryce-Canyon-Guide-2.pdf

U-12から63に曲がるとすぐにRuby's InnというBest Western系のホテルがあります。あとで夕飯にここに来ましたが、歴史が国立公園よりも長いホテルです(火事で焼け落ちたので建物は古くはありません)ここからシャトルも乗れるので、ブライスキャニオン園内に泊まらずに、この辺りに泊まっても十分便利です。

お決まりのフォトロケ。 f:id:yura-mama:20200712051640j:plain 我々がグランドサークルを回った1週間は、最高にラッキーなことに気温が低めでした。ザイオンも30度前後で、暑いけど!汗かくけど!歩ける気温。
この日のブライスキャニオンに至っては、最高18度。サンフランシスコですか?ちなみに最低は4度。え、夏?
というわけで、この日のためだけにウルトラライトダウンなど防寒着を持っていきました。歩いている時は暑くなって脱ぎましたが、車で移動してポイントを巡る時は上着がないと寒くてとても見ていられず。標高が高い国立公園です。

どこの国立公園に行っても、一番に行くのはビジターセンター。 f:id:yura-mama:20200712051931j:plain 展示も開いてました。入場制限はありましたが、普段通りのビジターセンターに一同ほっこり。
ちなみにここのジュニアレンジャーはきちんと仕上げて再度見せに行く必要がありました。しかも割と課されるページが多く、ホテルに入った後に1時間ほど黙って2人はカリカリお勉強。夕飯前に再度提出しにいく。本当いつも通りの国立公園。

ビジターセンターの後は、Sunrise Pointを探して少し彷徨いました。ブライスキャニオンロッジのすぐ裏です!
崖の上に立った時、絶句… f:id:yura-mama:20200712052317j:plain 何ここ、すごい…! f:id:yura-mama:20200712052346j:plain 言葉を失い、立ち尽くす私。
風、雨、雪、さまざまな気象条件により作り上げられた、フードゥーが見渡す限りありました。
ザイオンは川が削って作ったんだけど、ここは川がない。かわりに、自然の芸術ともよべる景色が出来上がっていました。
素晴らしい。とにかく素晴らしい。
フードゥーは、カナダのアルバータ州で見ていますが、形がかなり違いました。ビジターセンターに世界の有名なフードゥーの写真もあり、そこにアルバータ州のものもあり、ちょっと嬉しくなったり。

愛読書には、ブライスキャニオンにきたからには、少しでいいから下に降りて見上げて欲しい、と書いてありました。

もちろん!
そのつもりで来ましたよ!今日はここだけ歩くと決めてきた!最も人気の高いNavajo Loopトレイルと、Queen's Gardenトレイルを組み合わせて3時間歩くと決めていた!既に歩きたくない息子を全力で励まし、出発! f:id:yura-mama:20200712053038j:plain Queen's Gardenはループではないので、途中で引き返す必要がありますが、Navajo Loopと合流するので、そこで最後まで歩くことが可能です。レベルはModerate。距離があるのと、アップダウンがあるからでしょう。ただ足場が悪いわけではないので、スタミナ次第で小さな子もいけます。

バランスの悪い岩もありました。 f:id:yura-mama:20200712053304j:plain 私としたことが、調査が甘かった。ここのトレイルには有名なポイントがいくつかあり、ひとつがThors Hammerという、マイティソーが手に持ってるアレ。ムニャムニャみたいな名前ですよね。いつまで経っても覚えられない。
アレがどこにあるか、しっかり覚えておかなかったので。上の写真のバランス悪い岩がソーのハンマーだと思ってたんですー
本当はNavajo Loopにあるから、Queen's Gardenにあるわけない…私が唯一ブライスキャニオンで後悔していることはこれです。どんな勘違い!
息子には「あれThorのHammerっていうか、Hulkの手みたい」と、つっこまれたしなぁ。

このトレイルの最初と最後の坂はかなり激しく、下りは膝壊しそうになるし、上りは本気で死ぬかもなと思ったし。それでもここは絶対降りて下から見上げる価値がある。 f:id:yura-mama:20200712062031j:plain 空の青さとのコントラスト、岩肌の色の淡さが素晴らしく、ずっと眺めていられる気がしました。ここの地層はザイオンよりも若く、ピンク色なのが特徴。写真ではイマイチわかりにくいですが、現地にいるとわかるんですよね。
トレイルは基本時計回りを推奨されているため、後ろから抜かされることはあっても、対面することはあまりなかったです。 f:id:yura-mama:20200712062252j:plain こういうアドベンチャー風な道を抜けるのは、大人の私もワクワクしました!
Navajo Loopトレイルに合流し、たくましい木を見ることができました。 f:id:yura-mama:20200712062945j:plain こんなところで、ここまで大きく育っていることに驚きです。 f:id:yura-mama:20200712063059j:plain こんなに大きいんですよ。
ここはウォール街という、壁が左右から迫りきているポイント。かなりの迫力! f:id:yura-mama:20200712063323j:plain ここは近年ひどい落石があったようです。冬場は確か入れないと読みました。

最後に待っているんです、これが… f:id:yura-mama:20200712063433j:plain スイッチバックでひたすら上る。
ブライスキャニオンは必ず最後に上らないといけないのを忘れてはならない。これが心臓破り。上から見下ろすと… f:id:yura-mama:20200712063537j:plain クラッ

息をして足をどうにか止めずに歩くので精一杯。会話とか無理。このやり遂げた感は果てしない。 f:id:yura-mama:20200712063622j:plain 下から見るフードゥーは、ずっと大きくて迫力がありました。素晴らしいトレイル、時間をどうにか作って少しでもいいから下から見上げてもらいたい、そんなブライスキャニオンの魅力を体感できました。

ちなみに靴は、スニーカーで十分ですが… f:id:yura-mama:20200712063757j:plain 恐ろしく汚れるので白とか止めた方がいいですよ❤️

ここで薄々気付いてました。Navajo Loop…ループしてたか?
Navajoはループ、つまりQueen's Gardenと組み合わせると、2回下りて2回上らないといけない…
む…無理…!!!
というわけで、Navajo Loopだけで十分楽しめたと思います!とっても体力に自信があれば、Queen'sからの2回上り下りをしてもいいでしょうが、超疲れるので、Navajoだけで私はいいと思います!辛かったー上り切った後に即下りるなんて無理すぎる。

長くなりそうなので、次回に続きます。

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グランドサークルの旅〜ザイオン③

こんにちは、ゆらです。

ザイオンにて、馬に乗った後です。
前回はこちらからどうぞ。 Shadowに振り回されて、乗馬って一筋縄ではいかないなと感じた後。Shadow的にも乗馬経験のないど素人乗せて大変だったんだろう、申し訳なかったな。

1時間背中に座らせていただいたのもあり、午前中歩いたEmerald Poolへのトレイルの疲れも抜けました。ザイオンで行きたかったトレイルの最後は、Canyon Over Lookです。
ここは園外にあたるので、Scenic Driveが封鎖されていても問題がないのです。Science Driveに入る手前をすぐ右折し、長い長いトンネルを抜けます。
このトンネル、なんと約100年前に作られたそうで、当時は車が大型ではなく、今の時代では対面ですれ違うことができません。そりゃそう。アメリカの国立公園はRV=キャンピングカーが多く、ただでさえ大きめな車が多いのに、軽くバスクラスの車が行き来します。というわけで、トンネルの出入り口にレンジャーがいて、交通整備を行います。
Canyon Over Lookはこのトンネルを抜けたらすぐ!と調べていましたが、あまりにすぐ過ぎて、見事に通過。
途中Uターンしました。もう一度言います。

マジでトンネル抜けたら即右のパーキングです。

出入り口のコントロールしているレンジャーのいる小屋の目の前が駐車場ですので十分気をつけて、抜けたらすぐ右折!対面からの左折は不可ですのでお気をつけを(少し歩くadditional parkingが対面からではあります)
入り口にあるマップ f:id:yura-mama:20200710133333j:plain ここのトレイルのレベルはModerateです。往復2〜3時間といったところ。歩き慣れている大人で2時間かな?私たちは片道1.5時間かかりました。途中こんな場所も通り、アドベンチャー度が極めて高い! f:id:yura-mama:20200710133944j:plain アップダウンというよりは、今までよりも足場の悪いトレイルという印象。 f:id:yura-mama:20200710134039j:plain 細い足場もあり、5歳の娘がギリギリかな…
手すりも、下手したら幼い子は下をすり抜けて落ちかねないようなところも。
すごくトレイルをハイキングしなれていれば問題ないかと思いますが、今まで歩いた中でダントツに気を遣いました。
その分、着いた時の絶景には言葉を失いました。
マップがあり。 f:id:yura-mama:20200710134222j:plain 絶句。 f:id:yura-mama:20200710134236j:plain ザイオンが一望できる。
本当に本当に本当に素晴らしく、震えるほど感動しました。
正直、バージン川より感動しました。
ザイオンに行ったら、絶対このCanyon Over Lookは行ってもらいたい!今まで下から見ていた景色を上から見下ろす感動は計り知れません。
夫がすんごい絵になる。 f:id:yura-mama:20200710134553j:plain 秘境がほしければエメラルドプール(アッパー)
アドベンチャーが欲しければNarrows(装備必須)
ザイオンを見るならCanyon Over Look

少し幼い子を連れて歩くには怖い場面もありましたが、心底行ってよかった!と思える最後のご褒美が待っているトレイルでした。素晴らしい、最高以外の言葉が思いつかない。
地球が生きてることを感じたイエローストーン
一方、地球の歴史、営みを感じるザイオン。(とグランドキャニオン)
ここに立つことができたこと、体感できたことを心から感謝しました。

ザイオンといえば有名なトレイルがあるのですが、レベルはDifficult、かつ今回は閉鎖されていました。開いていても子連れは無理だと思います。鎖を握りしめて登る様子は見ていてお尻がムズムズする!高所恐怖症ではないけど、人がしょっちゅう滑落していると聞くと子供がいてもいなくても臆病な私は行けない!
ということで、ザイオンの魅力はまだまだたっぷりありますね。
一同クタクタで、Springdaleに行き、唯一のBreweryに行きました。 f:id:yura-mama:20200710134850j:plain Yelp評価はイマイチでしたが、別に普通でしたよー
ご当地Tシャツを買いがちの夫は、Zion BreweryのTシャツを購入。私の方がやたら気にいる結果。おしゃれだよ!

ザイオンロッジに帰る前、お決まりのエントランスでの記念撮影 f:id:yura-mama:20200710135112j:plain ザイオン、すんごいよかった。
我々何だかんだ一番気に入ったのは、ザイオンロッジの前の芝生。f:id:yura-mama:20200710135401j:plain f:id:yura-mama:20200710135405j:plain ここでブランケット敷いて、ビール飲みながらザイオンの岩肌の色が変わるのを見るのは、至極の贅沢。鹿もいるしね。 f:id:yura-mama:20200710135518j:plain 近寄る息子。
一度襲われて痛い目に合う必要がある気がするほど、気軽に近寄っていく少年。

ビールと、ザイオンf:id:yura-mama:20200710135943j:plain 本当、よかった。ザイオン、さすが入園者数4位。堂々たる4位だよ!すごいよかった!
ラスベガスから3時間ほど。是非このアメリカの国立公園の良さを日本から来る方にも味わって欲しい、素晴らしい国立公園でした。

ちなみにCOVID-19の影響で、泊まったホテルは全てクリーニングに入ってくれませんでした。タオルはそのまま。私は新しいタオルを愛する環境に優しくない人間なんですが、8泊したら全然気にならなくなった。乱れた室内も気楽。もうこれからもこのままでいいか!荷物そのままでいいしな!と思う。
ですが、タオルが足りなくなったのでフロントにもらいに行くついでに… f:id:yura-mama:20200710140327j:plain シカ…
どんだけいるんだろ、ここ。

ザイオン2泊、十分楽しめました。丸2日あれば完璧だと思う。我々、たった3ヶ所しか歩けてないし、まだまだ見るところは多いと思います。
シャトルさえ動けば、Springdaleに泊まって十分楽しめるかと思います。私たちはザイオンロッジの芝生がとんでもなく気に入ったので、機会があればまた泊りたーーーーい。
本来ならきちんとしたレストラン、カフェもある。最高。しかもイエローストーンと同じ(同じ会社が経営してると見た)超いい香りのハンドソープ、ボディソープがあるのです!

出会った動物は主にシカ、シカ、シカ、そしてターキー f:id:yura-mama:20200710140653j:plain

明日はブライスキャニオンに移動です。
ザイオン、ありがとう。好きです。突然の告白。

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グランドサークルの旅〜ザイオン②

こんにちは、ゆらです。

前回のザイオンの続きです。こちらからどうぞ。 朝はとっても爽やかなザイオン。シカの足音が夫は明け方聞こえたそうです。
朝食はついていないので、お部屋のレンジでご飯を温め、おにぎりにして私は即食べました。子供は残った分をリュックに入れて出発〜
歩こうと思っているトレイルは、ザイオンロッジの目の前のエメラルドプールです。 f:id:yura-mama:20200709072311j:plain 本来なら目と鼻の先なのですが、エメラルドプールはLowerとUpperがあり、目の前のLowerは工事中のため立ち入れません。入れたら、LowerからUpper、最後のKayenta Trailをループして、2〜3時間の中級レベルを歩きたかったのです。
やってないなら仕方ない…ということで、KayentaからのUpper Emerald Poolを行って帰ってくることにしました。何となく同じ道を引き返すより、ループで新しい道を歩く方が楽しくないですか?笑

この時点で朝9:30。ザイオンロッジの先は車侵入禁止です〜
というわけで! f:id:yura-mama:20200709080543j:plain 道路の真ん中出放題!
ま、たまに車くるから気をつけないといけないけどね。シカさん朝からお食事。 f:id:yura-mama:20200709080711j:plain 夕方以降の方が多い印象でした。

車で最寄りのThe Grottoまで行けないので、そこまで歩きます。片道30分はかからないので、ウォーミングアップですね。
では本番のKayentaを歩き始めます!!! f:id:yura-mama:20200709081024j:plain こんな道。日陰はほぼなく、足元は乾いた砂。風が吹くと砂埃が舞うので小さな子は目に砂が入らないように十分注意してあげる必要がありますね。
すぐ下をバージン川。 f:id:yura-mama:20200709081408j:plain うむ、ほんの少し上っただけでこの絶景!
ザイオンすごいなぁ…岩の中にある緑がとても美しく、コントラストが素晴らしい。岩が見せる地層の色の組み合わせが、地球の歴史を感じずにいられないし、自然の雄大さ、逆に繊細さを常に感じることのできる、大変素晴らしい国立公園ですね。いきなり語ってすみません。
30分ほど歩くと、目的地が見えてきました。 f:id:yura-mama:20200709082552j:plain 我々はUpperを目指しています。がんばれーそこそこ遠いぞー笑

45分ほどでMiddle Emerald Poolsに到着! f:id:yura-mama:20200709114247j:plain 看板が光ってて見にくすぎるけど、一応ミドルって書いてあります。それがコレ! f:id:yura-mama:20200709114327j:plain

じ…地味…

水たまりに毛が生えた感じ。綺麗…なのか。
しかもじっくり見ると。 f:id:yura-mama:20200709114436j:plain おたまじゃくし大集合中〜
おたまじゃくしなんか、いつぶりに見たんだろう?可愛い❤️って思う人も多いんでしょうけど、成長するとヤツになると思うと…ごめん、やっぱ無理。

スタートから丸1時間かかり、ついにUpper Emerald Poolに到着いたしました! f:id:yura-mama:20200709114725j:plain エメラルド色かどうかは、ご想像にお任せいたします。ただ写真の数倍も綺麗だったことは確か。 f:id:yura-mama:20200709114810j:plain 秘境感ハンパない、ここ。
シャトルがないのもあり、Upperに辿り着く人は少なめ。20人もいなかった。ちなみにここももれなくおたまじゃくし大集合。 f:id:yura-mama:20200709114920j:plain どうにか捕まえようと必死な人たち。 f:id:yura-mama:20200709114937j:plain 私の知ってるおたまじゃくしより、ずっと魚っぽいんだけど、いや…やっぱりヤツの顔だ。あれになるんだ!
岩の上で休憩がてらオヤツを食べたり。 f:id:yura-mama:20200709115053j:plain 30分ほどここでリラックスしました。
帰りは同じ道だけど、行きと帰りでなんか違って見えるから不思議だよね。 f:id:yura-mama:20200709115144j:plain ザイオンっていいですね。好きな人が多い理由がなんとなくわかります。

帰りは下りで楽ちんでした!
しかし2.5時間歩くと疲労困憊…お気に入りのザイオンロッジの前の芝生で手持ちのおにぎりなどでランチ。私はその間にある場所に向かいました。
それは…f:id:yura-mama:20200709132934j:plain 乗馬体験!
今までずっと乗馬はしてみたかったのですが、年齢制限で子供が無理だったことが多く。ザイオンは7歳以上は可能です。しかも1時間$45と非常にチャレンジしやすい!ディズニークルーズの乗馬のエクスカーションとか試そうとも思えない値段だった気がする。
娘と夫には申し訳ありませんが、息子と参加しました!乗馬はあまり人気が高くないのもあり、当日予約はすべての時間可能でした。一度朝イチ予約しに行きましたが、エメラルドプールから帰ってこれたのが、思ったより早かったので、時間を変更しに昼に行ったのです。
ちなみに乗馬している時間、夫と娘は車でSpringdaleに行き、アイスクリームを食べていたそうです。
14時からの参加者はたったの4人。乗馬経験のある彼女と経験なしの彼氏。もちろん私たちは経験ゼロ。
なのに…私のお世話になったShadow f:id:yura-mama:20200709133637j:plain この人、恐ろしくマイペース。
前にガイドさんと、その馬に繋がれた息子の馬のベイブ。 f:id:yura-mama:20200709133720j:plain 私のShadowはマイペースすぎて、間が開いて開いて…おかげで私から後ろの3人はガイドさんの話が聞こえん!!!
Shadowのお腹を足で蹴るように言われるのですが、そんな蹴るなんて!と思う素人の精一杯のキックは優しすぎてShadowには届かず。もっと強く蹴っていいよ!と後ろ至近距離のお姉さんに言われて再トライすると、なぜかShadow走る。私大パニック。後ろの彼氏大喜びで「最高だった!わかってたの?もっかいやってよ!」と。
2回蹴ると走れの合図らしいんですよーおいおい、死ぬかと思ったぜ。3回くらい走ったのに、それでもShadowはベイブには追いつけない…どんだけのんびり。
馬の上から見るザイオンの岩肌はまた格別。 f:id:yura-mama:20200709134136j:plain 最後には撫で撫で、可愛いなー。私馬って大好き。優しい目が一番好きです。1時間の乗馬はとても貴重でした。夫と娘には悪かったけど、絶景の中の乗馬は滅多に体験できないので、時間がある方にはおすすめです!バージン川を渡る瞬間は興奮が抑えきれなかったですね!
長くなってきたので、続きはまた次回に書きます。

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